3.網戸の自作 (2007/6/24)

今まで住んでいた所に比べ、やはり断然新居は田舎(というか、山の中)。必然的に虫も多いので、網戸は必須ですね。

でもスウェーデンハウスの窓に付ける網戸はロール網戸で、結構本体がでかい上に、いかにもプラスチック製という感じであんまり見栄えが良くない。

何とかならん物かとネットを眺めていると、悩みはみんな同じようで、網戸を自作したと言うサイトが色々と見つかりました。

色々な作り方をされた方が居ましたが、総括すると窓枠にはまる様に木枠を作って、その木枠に網戸を貼れば良い。木枠は新聞紙でも詰めて固定すれば十分、という事でしたので、うちでも作ってみる事にしました。

材料は木の棒と網戸の網ですが、棒材も買うと高いので、大工さんに置いて行ってもらった板材をカットして棒材を作る事にしました。

大体窓枠の内寸が 1260mm なので、板を 1260mm でカットし、その後で 30mm 幅に切って行ったのですが、これが本当にもう大変。テーブルソーがあれば楽なんですけど、丸鋸しか無いので、丸鋸定規を付けて一本一本手カット。その後鉋掛けで表面を仕上げる作業を延々と続けました。

棒材が出来上がったら、窓の実寸に合わせてカットし、日の字形に組んで 70mm のスリムビスで繋ぎ、裏から網戸の網をタッカー(ホッチキスの親玉)でバシバシ留めて初号機の出来上がりです。

こいつを窓枠にはめて一週間使ってみましたが、窓の開け閉めごとに網戸を外さないといけないのがどうにも使いにくいです。

しっかり作っている人は横枠にトリマーで溝を掘って上げ下げ窓にしているのですが、トリマーは持ってないし、そこまでする場所もしっかりした作業台も無いし。はてさて、蝶番を付けて開く様にするしか無いかなぁとホームセンターに買いに出かけた所、ふとL字型のプラスチックアングルが目にとまりました。

そうだ!これをレールにしてしまえ!

と考えて買って帰り、試してみた所が大当たり。弐号機の出来上がりです。

開閉部を閉めた所

開閉部を上げた所

続いて他の窓も作って行こうとしたのですが、スリムビスで留めた窓枠がどうも歪んだりで安定しません。取りあえず木工用ボンドを併用して留めたのですが、いまいちスマートじゃありませんので、続く参号機は木枠を噛み合わせて留める様にしました。

外枠です。

繋ぐ所をL字型に噛み合わせる様にしました。(なんて言うんでしたっけねぇ)

左右の縦枠の中央を切り抜くのに、久しぶりにのみを使いました。でも、中学で使ってた奴なので、切れないのなんのって...。

外枠の組み上がった所です。

縦木と横木は木工用ボンドを塗り、釘で固定しています。

噛み合わせはこんな感じですね。

素人仕事でぴったりはあいません。短い所はのみで削って、長い所は鉋であわせました。

これは下部のスライド枠です。

Lアングルの大きさの関係で、厚さ 14mm の材木で作っています。

網を張った所。

裏面から木製網戸用の押さえテープとステープラーを使って固定しています。

トリマーを使って溝を掘れば、アルミサッシの様にゴムを押し込んで留める事ができるのですが、トリマーを使う為の台もなく、治具を作るのも大変ですので...。

出来上がった外枠とスライド枠は、左の図の様にLアングルで挟み込んで釘で固定します。釘が抜けるようなら木ネジですね。

スライド枠がきつく無く、且つずり落ちる事もないような閉め具合を探りながらアングルの固定位置を探します。

組んだ物を窓枠にはめ、新聞紙等で固定して出来上がりです。

スライド枠には可愛く陶器製のつまみを付けていますが、これをもって上げ下げするよりも、枠の上部を持って上げ下げする方が安定します。(様は飾りですね(笑))

 


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