30.ウッドデッキの修理(2022/8/13)

家を建ててから 15 年あまり、ウッドデッキの床板が腐ってボロボロになってしまった。

業者に修理を頼むと平気で数十万掛かるだろうし、いっその事解体してしまうかとも考えたんだけど、かみさんはウッドデッキがある事を喜んでたしなぁ。
なんとか自分で修理できないか、試してみる事にした。
 

一番の問題は、どんな材木を使ったら良いかよく分からない事。

床板に一番近いサイズはワンバイ材なんだけど、元々張ってある奴よりも、数ミリ薄くて幅が狭い。

取りあえず10フィート(3000mm)のワンバイ材を買ってきて、試しに張り直してみた所、踏むと少したわむ感じはするけど大丈夫そうなので、これで張り直してみる事にする。

 
ちなみに、構造がイマイチ分からなかったんだけど、もう外枠も腐ってボロボロだし、えいやあで引っ張ってバキバキ外してしまったら、枠だと思っていたのは幕板と呼ばれる飾り板で、枠、というか根太は、その奥にあった。

また、よくあるウッドデッキだと、基礎石の上に束柱を立てて根太を渡し、その上に床板を張るという構造なんだけど、うちのは基礎ブロックに埋め込まれた金具を2本の角材で挟んでぶっとい釘(アンカー?)で固定し、これを大引きとして、その上に角材を乗せて根太としている構造だった

なので、基礎ブロックの時点で水平が出ているので、ウッドデッキを全部作り直すにしても、大引きの穴の位置さえきちんと揃えれば、自動的に根太の水平が出る。これはやり直しの時が楽だな。
 

と言う事で、先ずは腐ってた手前の根太をバキバキ外してしまったんだけど、土台の大引きも一部腐っているのが分かった。
なので、新しい木を接ごうと思い、腐っている部分を鑿で削って除去。

根太の腐っている部分もカット。

防腐材を塗って、新しい木をシーリング材で貼り付け、金具で固定。

大引き上部の腐っている部分をワイヤーブラシで剥ぎ取り、根太が乗る部分は木を接ぐためにカット。

別防腐剤を塗って、ここも新しい木を貼り付ける。

新しい根太は、防腐加工された 2x6 材を使用。
これも床板と同じで元の奴よりも一回り小さいので、薄い板を置いたりして高さを微調整。

また、ウッドデッキの左右の幅が広く、近所のホームセンターに置いてる一番長い板でも長さが足りないので、2本を真ん中で繋いで使う。

取りあえず、根太が半分完成。

外側はやっぱり痛みが激しい。

大引きもいっその事取り替えようかと思ったんだけど、金も掛かるし、取りあえず削って防腐塗料塗って誤魔化す事にする。

根太も大分痛んでるので、修理範囲が大きくなってくる。

外側の根太の修理も完了。

床板を張る。

材料費も問題だけど、それよりも近所のホームセンターに、曲がりが少なくて床板に使える防腐加工されたワンバイ材の在庫が少なく、数週間待って在庫が増えて、それで漸く使えそうな物が5,6枚手に入るという感じで中々進まない。

漸くここまで来た所で、前から2本目の根太の上面が腐ってぶよぶよだという事が判明したので、ゴソッと取り替える。

が、また床板材が手に入らない。

仕方ないので防腐加工されていないワンバイ材を塗装して使う。

これ、塗装と乾燥に非常に時間が掛かって面倒。

別のホームセンターで、緑色タイプの防腐加工がされたワンバイ材を見つけたので(今まではブラウンの防腐加工材を使ってた)、もう塗装してしまえばいいやと思って残りの部分はそれで張った。

漸くこれで全面張り終えた。

最後に全部を塗装して、漸く修理完了。

結局、修理を始めてから半年以上掛かってしまったなぁ。


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