IDE→SATA 変換ボードの取り付け

2005/7/1 (2009/2/8 ちょっと修正)
1.はじめに

QuickSilver に 250GByte のハードディスクを搭載するためにシステムトークスの SATA+ATA133 ボードを取り付けたのだが、元々の IDE HD をこのボードの ATA133 ポートに接続しても起動ディスクに出来ず、せっかくの ATA133 コネクタを生かせずに相変わらずオンボードの ATA-66を使っているのがやっぱり悔しくって仕方ない。
SATA ディスクなら起動ディスクに出来るので、 IDE→SATA 変換ボードを使って IDE HD を SATA 接続してやろうと考えたが、QuickSilver の HD マウンタのお尻のクリアランスが非常に少なく、後ろに突き出るタイプの変換ボードだと取り付ける事が出来ない。なのに安価で売っているのはそのタイプばかり...。
システムトークスからケーブルタイプの変換機が出ているが、こいつが5千円程度する(それだけ出すなら新しいHDを買うぞ)。
そう色々と思いながら色々さがしていた所、mathey の変換ボードが薄型で SATA ケーブルも付いて2千円ちょっとで売っているのを発見。ほとんど衝動買いで購入する。

 
2.取り付け

 

これが本体のハードディスク取り付け側。
ハードディスクの IDE コネクタにボードのコネクタを差し込む。

これが本体の裏側。左がSATA コネクタ。右が電源コネクタ。
左のジャンパーピンは説明無しの意味不明。

これが取り付けた所。
付属の SATA ケーブルは長過ぎて取り回しに困る(そのうちに短い物に変えようと思う)。
変換ボード側のコネクタが非常に固く、一旦ケーブルを挿してしまうと抜くのが至難の業(ボードが壊れそうになる)。

 

 
 
3.結果

取り付けた効果は下の Xbench の測定結果を見てもらった方が速い。

下は Xbench で測定したオンボード ATA-66接続( Hitachi IC35L120 )の性能。

Disk Test 107.95
Sequential 111.38
Uncached Write 103.74 43.24 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 102.64 42.03 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 145.31 23.00 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 103.66 41.88 MB/sec [256K blocks]

Random 104.73
Uncached Write 110.00 1.65 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 108.71 24.52 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 97.70 0.64 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 103.42 21.28 MB/sec [256K blocks]

 
下は同じく Xbench で測定したSATA変換ボード接続の性能。
Disk Test 108.35
Sequential 112.70
Uncached Write 114.77 47.84 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 99.95 40.93 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 140.45 22.23 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 103.60 41.86 MB/sec [256K blocks]

Random 104.33
Uncached Write 108.37 1.63 MB/sec [4K blocks]
Uncached Write 110.40 24.90 MB/sec [256K blocks]
Uncached Read 96.59 0.64 MB/sec [4K blocks]
Uncached Read 103.06 21.21 MB/sec [256K blocks]
 
結論として、全然変わってないでやんの。
まあ、数回測定して異常値を抜いて平均を取る、なんて丁寧な事していないのできっちりした値じゃないけど、どちらかと言うと少し遅くなっている。SATA で接続出来て、拡張ボードに接続した状態で起動ディスクにもなったという満足感はあるが、それだけである(まあ、ほとんどその満足感を得る事が目的だったのだが)。

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