ヒンジの修理

2005/01/31
1.はじめに

ジャンク同然で買ってきてからHDD換装、MacOS X インストール、メモリ増設、CPU強化と数々の困難を乗り越えてきた Wallstreet 君だが、12月のとある日、「ギギギ、バキッ」という音とともに、右側のヒンジが壊れてしまった。
ヒンジの破談は Wallstreet の持病だと聞いていたが、実際に自分のマシンに発生するとちょっとショックである。また、まだまだ持つだろうと思い、 Yahoo! のオークションに出ていた交換用ヒンジのセットへの入札を見送った後であったのがよけいにショックである。
とはいえ 壊れた物をそのままで使う訳にもいかず、いつ反対側も逝ってしまうか分からない状態で使うのも精神衛生上悪いため、ヒンジを交換する事にする。

で、国内でとりあえず探してみるが全く見つからず、アメリカのショップから購入する事にする。
e-Bay 等のオークションでは結構安くで出ているのだが、いかんせん発送は(アメリカ)国内オンリー、交渉するための英語力も無く、早々とあきらめる。

写真が取り外した古いヒンジ。
右側(磁石の点いている側)のヒンジの根元が物の見事に割れている。
 
2.必要な物

左のヒンジもがたつきがあるので、一気に交換するために左右のヒンジを用意。

MICRODOC (http://www.microdocusa.com)でヒンジ片方が49ドル、両方で 98ドル、発送手数料込みで送料が10ドルの合計 108ドルで購入。 1/22 にホームページから注文し、11/24に発送、1/31 に到着した。

この他 POWERBOOK GUY (http://www.powerbookguy.com)でヒンジ左右 119.95 ドルであった。

ちなみに英語では hinge (ヒンジ)と言わず、clutch と表記されている場合が多かった。(hinge は少数)

交換の道具としては8番手のトルクスレンチが必要。

 
3.ではやってみよう
まずは電源を抜き、バッテリーとCD-ROM を取り外す。
次にキーボードのロックを外して裏返し、ヒンジの根元のカバーをぱきぱきっと外す。
カバーを外したなら、ディスプレイのケーブルを左右とも抜いておく。
ディスプレイを固定しているネジ(4カ所)を外し、ディスプレイを引っこ抜く。
ディスプレイのカバーを留めているネジの目隠しを外す。
下の2つはシール、上2つと左右はゴム足(?)で隠されている。
目隠しを取るとネジが現れるので、6本とも外す。
カバーは左右それぞれ3カ所がツメで固定されているので、がんばって外す。(私はナイフの刃を使って外した)

カバーをばらした所。
カバーの上面にも爪があるので、本当に外す時はこの用意ぱかっと開いてはいけない。
左右の爪を外した後、そっと上下にずらして上部の爪を外してから開く。

ヒンジを取り替える時は、たとえ片方だけ取り替えるのであっても、両方のヒンジを外さないといけないようである。

左のヒンジ。
コネクタのケーブルはヒンジの根元にくるくるっと巻き付けてある。
またヒンジの下のネジの所にフラットケーブルのパーツが結構ぎゅっとはまっている。ヒンジを外す際にはケーブルやパーツを傷めないようにそっと外す必要がある。
右のヒンジ。
写真の緑で囲んだ所に磁石が付いているので、新しいヒンジに取り替える時はその磁石も移さないといけない。
交換が終わったら、逆の手順で組み付けて完了。
 
4.終わりに
さすがに新品のヒンジはしっかりしていて、全くぐらつきがない。それだけと言えばそれだけであるが、うれしい(笑)。

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