MacOS X 10.3 (Panther) と MacOS 9 との共存

2004/11/14 改訂

1.はじめに

Wallstreet に Panther をインストールしてからは、別パーティション上の MacOS 9 に切り替えることができなかったが、ようやく切り替える方法を見つけたのでここに説明する。

[2004/11/14追加]
XPostFacto 3.0b9 できれいにシステムを再構築してからは、起動時に option キーを押しっぱなしにする事で MacOS 9 が起動してくれるようになった。この方法が一番簡単で失敗が少ないので、最近は MacOS 9 に切り替える時にはこの方法しか使っていない。

 

2.ポイント

ポイントは2点。
まず最初のポイントは、 Wallstreet のボリュームは必ず2パーティション以上の構成とし、1つのパーティションには MacOS X と MacOS 9 の両方を組み込むこと、そしてもう一つのパーティションには MacOS 9 のみを組み込むことである。
次のポイントは、MacOS X と MacOS 9 の切り替えは MacOS の起動ディスクの切り替えからではなく、XPostFacto から行う。また別パーティションになっている MacOS 9 のボリュームを使用するように指定することを忘れないことである。

うちの Wallstreet は次のようなディスク構成にした。

No.

サイズ 用途
8GByte MacOS X 10.3 (Panther) インストール用
20GByte

MacOS 9 インストール、およびワークボリューム

まず 20GByte のパーティションに MacOS 9 をインストールし、XPostFacto を使って MacOS X 10.3 を 8GByte のパーティションにインストールする。
MacOS X のインストールが終わったなら、 20GByte の MacOS 9 のパーティションから MacOS 9 の「システムフォルダ」を、8GByte の MacOS X をインストールしたパーティションにコピーする。
コピーが終わったら「システム環境設定」の「起動ディスク」でそのフォルダが認識されていることを確認する。

 

2.OSの切り替え

OSの切り替えは XPostFacto から行う。

MacOS X から MacOS 9 に切り替えるには、まず XPostFacto のウィンドウの「 Helper: 」で MacOS 9 をインストールしたパーティションを選択し、次に「Restart in:」で Mac OS 9 のチェックボックスを選択する(先にチェックボックスを選択するとパーティションが選べなくなる)。
そして「 Restart Now...」のボタンをクリックすると、自動的に MacOS 9 で再起動する。

MacOS X に切り替えるには、今度は XPostFacto で Mac OS X を選択し、「Restart Now...」を押すだけである。「Helper:」でのパーティション選択は気にしなくてもよいが、コントロールパネルで MacOS X の入っているパーティションから、 MacOS 9 ではなく、 MacOS X を選択しておく方が無難。

5.トラブルシュート


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