iMac 購入

2010/9/23
1.はじめに

1999 年に PowerMac G4 QuickSilver 800MHz を買ってから、G4 1.2GHz デュアル CPU のアクセラレータも積んでがんばって来たのだが、さすがに寄る年波には勝てず、MacOS 10.6 Snow Leopard から PowerPC G4 マシンはサポートから外れ、iOS の開発キットどころか iMovie も動かず、Gimp も Inkscape も動作がもっさりとして、さすがに使うのが辛くなってきた。

とは言っても、ここまで待って今更 Core2Duo マシンではあるまいし、CPU は当然として、ディスプレイもビデオボードもメモリーも HDD もそれなりのものが欲しい。

mac mini で安く済まそうかとも一時考えたのだが、使い方を考えると、CPU もメモリも HDD も、それではちょっと心もとなく、またディスプレイも 17インチでは苦しくなって来たので広くしたい。

MacBook Pro も良いのだが、やっぱり母艦としてしっかりしたのが欲しいし、MacPro ではごつすぎる。

必然的に iMac が良いのだが、下のモデルは CPU が Core2Duo だし、ビデオボードが今一弱い。

どうすっぺかなぁと考えていたところに発表されたのが、 iMac Mid 2010 。

下は Core i3、上は Core i5 を搭載して、ビデオボードも強化。バススピードもアップと非常に魅力的なアップデートとなった。

と言う事で、ようやくマシンの買い替えを決心。

CPU が Core i3 ではちょっと心もとないので Core i5 にしようと思っていたけど、おそらくまた後 10 年ぐらい使い続けそうな気がするので、奮発して Core i7 にカスタマイズ。

 

 
2.きたきた

 

9/10 (金)の深夜に AppleStore で注文して、9/11 にローン審査、9/13(月)に注文が確定して製造開始。

9/16 に出荷のお知らせがあったので、これはもしかしたら早く付くのか?と思いきや、なんと上海から出荷だった。

 

で、それ以降の黒猫さんの動きは次の通り。

9/16 10:46 上海支店受付
9/17 16:26 上海支店から発送
9/17 20:11 国内(ADSC支店)到着
9/18 13:55 ADSC 支店から発送
9/19 09:52 配達

でも出かけていたりしてクロネコさんとタイミングが合わず、結局受け取ったのは 9/20 9:56 となったのでした。

 

中身を開くと、まずキーボード等が入った箱がある。

今回 Magic Trackpad も注文したのに見当たらないなぁと思っていたら、この箱の中にぴったりと治まっていた。

上の詰め物を外すと本体お目見え。

写真では小さく見えるけど、実物はでかくて重い。

子供に外箱を押さえてもらいながら、本体を取り出す。

本体設置。まだ表面の保護パネルは剥いでない。

さすが 27inch は巨大。
以前に使っていた 17inch ディスプレイの3倍はありそうな感じがする(実際にはそこまで大きく無いが)。

今まで使っていた PowerMac G4 から環境を転送中。

最初はハブ経由の LAN で転送したんだけど、6時間というとてつもない時間がかかったあげく、最後の1分で糞詰まって失敗。

次に FireWire のケーブルを買って来てやってみたんだけど、 PowerMac G4 がターゲットディスクモードで起動せず、これまた失敗。

最後に2台の Mac を直接 LAN ケーブルで繋いでトライしてみたところ、1時間足らずで終わってしまった。
最初からそうしていりゃ良かった。

 
 
3.どうよ

で、転送も終わって使い始めたんだけど、さすがに Core i7 2.93GHz は笑ってしまう程早い。

比べる対象が 10 年前の PowerMac G4 QuickSilver 800MHz の CPU を Giga Designs の G4 1.4GHz Dual のアクセラレータに乗せ変えたものだから差があるのは当たり前なんだけど、それにしても速い!

今まで画面のスクロールや写真の拡大にキュウキュウ言ってた iPhoto '09 も全画面でするする動くし、Rosetta で動作するアプリもガンガン動く。

システム条件をようやく満足して動作する様になった iMovie '09 で動画編集をやってみたところ、これもさくさく操作出来るし、1:40 程の動画を iDVD に送る為の変換が 50 分弱(今までは数時間)。

ディスプレイはさすが 27 インチワイド。これまでの 17 インチに比べて広大なる表示空間。
でも、あまりにも広大で、左上にあるファイルを右下のゴミ箱に捨てるのが大変と言う難点が (^^; 。
またウィンドウとメニューバーが遠く離れてしまうという、MacOS のインターフェースデザインの古さが顕著になってしまう。

まあそれはさておき、ブラウザとメーラーと Twitter とTV のウィンドウを同時に開いても、まだ余裕があるという画面の広さは嬉しいねぇ。

そんだけの物が入っていて、お値段は前機の PowerMac G4 と変わらないというのはなんだかもう、嬉しいやら悲しいやら。

で、なんやかんやで一番感動したのは「静かな」事(笑)。

今まで使っていた QuickSilver は爆音マシンとしても有名だった機種で、そこにまた爆音の Giga Designs のアクセラレータを積むのに加えて熱対策に天板に穴をあけてファンを追加している状態だったので、爆音さ加減はもう最高。

それが今度の iMac ではシューッという、本当に静かなファンの音がするのみ。

サーバとなっている PowerMac G4 cube もファンレスで静かなので、深夜に作業をしていると、24 時間換気の送気音に、キーボードを打つ音と時折動く HDD のアクセス音しか聞こえないという、これまたちょっと寂しい様な状態なんだな。

それはさておいて、取り敢えず今のところは特に不満点もなく、満足出来るお買い物をしたという感じである。

 
 
4.おまけ

 

今まで Kensington の Expert Mouse という光学式のトラックボールを使ってたんだけど、よる年波に勝てず、ボール受けがすり減って動きが非常に悪くなって来た。

で、マシンを買い替えるのを機にトラックボールも買い替えようかと思ったんだけど、 Densington は相変わらず高価だし、せっかくキーボードもワイヤレスだし、とか色々思って、新型 iMac と同時に発表された  Magic Trackpad を iMac と一緒に注文しちゃった。

こいつが噂の Magic Trackpad。

最初はちょっと戸惑ったけど、2本指でのスクロールはとても楽。

また3本指でのスワイプは使わず、ドラッグに変更している。

iPhone と違ってスワイプ動作よりもドラッグ動作の方が使用頻度多いし。

トラックパッドというと、もう指がシングルタップとかダブルタップ、タップアンドホールドを覚えているのでその設定を入れてみたんだけど、物理クリックとの兼ね合いとかちょっと気になる点があって、まだ試行錯誤中。

それ以外は特に問題もなく、結構良い感じで使えているし、中々に良いんじゃないだろうか。

あっ、1点だけ難点が。

指先がちょっと湿っていると、非常にパッドの滑りが悪くなる。仕方ないと言えば仕方ないんだけど、この辺ねぇ。もうちょっとどうにかならないのかとは思う。

 

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