Griffin Clarifi

2009/6/14
1.はじめに

iPhone 3G の液晶が割れました。

バカ丁寧には扱って無かったけど、Air ジャケット着せて、液晶の保護シールも張って、それなりに気をつけて扱っていたのに、この結果。

致し方ないので Apple のサポートに電話したら、物理的な破損には保証は無く、有償修理になると申し訳なさそうに告げられました。

サポートでアップルストアの予約を取ってもらい、会社帰りにジーニアスバーに行ったんだけど、修理は Apple の厳しい規格があるらしく、ヒビ1本は保証修理、ヒビ2本以上は理由如何に関わらず有償修理だそうです。

ヒビ1本って....、よほどまれなケースなんじゃないの (--;; 。

まあ、それはもうごねても仕方ないので素直に 22,800  円(なんて高いんだ!)を払って新品(と言っても修理用交換品だけど)に交換してもらいました。

液晶だけの交換修理もできますよと言われたけど、値段が同じだし、データはシンクすればいいし。それよりも内蔵バッテリーが新品になるので、交換を選択。

で、割れないようにするにはどうしたらいいのとジーニアスバーの兄ちゃんに相談したけど、ハードケースに入れても液晶は剥き出しだし、フリップのついた革ケースに入れるか、ウェット素材の袋等に入れる、PDA用の補強されたポケットのついた鞄に入れて持ち運ぶ程度の事しか考えられないみたい(まあ、そりゃそうだ)。
といっても、どこまですれば壊れないかというのには回答は無く、「今直したばかりだけど、これ、明日割れたらまた 22,800 円?」と聞くと、ジーニアスバーの兄ちゃんも申し訳なさそうに笑うだけ。

自衛手段として最初は革ケースに入れる事を考えたけど、アップルストアもヨドバシカメラもソフマップも、これと言って良さそうなのが無い。それなら Air ジャケットよりもがっちりしたハードケースと、ショックがある程度吸収できるような袋に入れて、保護する事にしました。

で、いろいろ考えた結果、マクロレンズもついている事だし、ハードケースは Griffin の Clarifi に、袋は iPod ソックスを使おうと決心。

最近色々なものが Amazon で安いので、探してみたけど扱いは無く。楽天も結構高値だったので、ヤフオクで見たら納得できる即決価格で出ているのがあったので、落札しちゃった。

 
2.Griffin Clarifi

これが購入した Griffin の Clarifi 。

マクロ切り替えレンズ付きの iPhone 3G 用ハードケース。

本体はカチンコチンのポリカーボネートじゃなく、固い軟質プラスチックという感じ。

梱包されていたのは、本体と、液晶保護シールと、眼鏡拭のようなクリーナー。

液晶保護シートはツルツルの光沢タイプで、指がくっ付いてちょっと滑りが悪い。iPhone 3G のガラス面と同じようなタッチなのだが、自分としてはもうちょっとさらさらと滑るタイプの方が好き。

保護シール自体は貼りやすい。

保護シールを張ったらケースに iPhone 3G を入れるんだけど、あちこちの口コミに書かれているように、ケースに入れる際に液晶保護シールが剥がれる。

これはケースの端(内側?)がきちんと iPhone を押さえるように内側に軽く曲がった作りになっている為で、その所為で挿入時に液晶保護シールが押され、浮かび上がってきて剥がれるみたい。

頑張ってケースと保護シールがあたるところを持ち上げたりしながら iPhone を挿入したんだけど、やっぱり端の方がちょっと浮いちゃった。

左が Clarifi を装着した iPhone3G 。

右が今まで使っていた Air ジャケット。

Clarifi の方が頑丈だけど、上下左右に枠が出来るので、左右にフリックした時や、ホームボタンを押す時に指が当たってしまう。

まあ、慣れの問題だけどね。

これがマクロレンズ。

左右にずらして使うんだけど、結構固い。

またスライド部分が iPhone 3G の本体と接触しているので、傷がつくようで心配(傷がつくんだろうなぁ)。

ちなみに、中央のツルツル部分と上下のゴムっぽい部分を微妙な曲線で繋いだデザインを見ていると、妙に PowerBook G3 を思い出させる(笑)。

   

左が Clarifi のマクロレンズを使って撮影したもの。右が普通に撮影したもの。Clarifi を使うとまともに撮影できることがわかると思う。

ただし、結構 Clarifi は被写界深度が浅く、ピントの合う範囲が狭くなる。

また手ぶれの影響が大きくなってくるので、手ぶれ補正機能が欲しくなってくる。

下にサンプルの写真を載せているが、被写界深度の浅さは1枚目の写真が一番良くわかるんじゃないだろうか。右から2つ目の開きかけたバラだけに焦点が合って、見ているとちょっと気持ちが悪くなってくるような、ボケ方をしている。

このへんは iPhone 3G のカメラの限界の様な気もするけどね(笑)。

 
3.使ってみて

1週間目でいきなり iPhone 3G が空を飛びました (^_^;; 。ちょっと手が滑ったのですが、ケースのお陰か、本体は何ともありません。
期せずして、ケースのテストとなってしまいました。(焦った)

で、しばらく使ってみた結果、不満点がいくつか。

まず、 Air ジャケットと違って iPhone 3G の表面にケースの枠があるので、ホームボタンを押す時や、フリックする時に指がケースに当たって使いにくく思う時がある。

次に、本来はクレードル(ドック?)に置くとき、ケースの下半分を引っこ抜いてクレードルと干渉しない様に出来るんだけど、この下半分が生半可な事じゃ抜けない。
また抜いてしまうと、次に差し込む時に液晶の保護シールが剥がれないように苦労しなくちゃいけないので、頻繁に抜く必要がある場合には、液晶の保護シールをあきらめなくっちゃいけない。

またケース中央のツルツル部分が傷つきやすく、1週間ちょっと使っただけなのに大分擦り傷が目立ち始めた。

最後に、ケースの話じゃないけど、付属の液晶保護シールはやっぱり滑りが悪く、カサカサ気味の自分の指でも引っかかって使いにくいことがある。また顔の脂が目立ちやすく、取れにくい。
ピカピカタイプで画面の見栄えはいいんだけど、自分には今イチなので、結局 Power Support の anti-glare film set を買って貼り直してしまった。

という訳で、クレードルへの抜き差しが問題にならなければ、ケースとしては合格かな。
マクロレンズが欲しい人には(高画質を求めなければ)ばっちりのケースだと思います。

贅沢を言えば、スライド式じゃなくって回転式のレンズを装備して、マクロ、ズーム、ワイドを切り替えられたら最高なんだけどね (^_-) 。

 

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