ブレーキディスクの交換
 
1.はじめに

ブレーキのフィーリングが悪い。

どうもリニアじゃ無いというか、ブレーキング中にちょっと足を動かすとカクンときたりするし、特に低速で軽くブレーキを掛けた時に、キ〜っと小さく長く鳴き続けるし。
雨の日は特に顕著で、かけ始めにちょっと効かないなと思った直ぐ後にガクンと効いたり、ギ〜〜〜〜っとエライ音で鳴いたり。

ディーラのメカニックに相談したら、ブレーキディスクの減りじゃ無いかなぁという話になったんだけど、さて交換するとなると、純正のディスクと新しいパッドで3万円ほどだったかな、それに工賃が入るので、結構な費用。
そんなにお金を掛けるのなら、純正のディスクじゃ無く社外品入れたいしとか思ってしまい、ついつい eBay でポチッとな。

 

 

2.届いた

英国から発送されてほんの数日で届いた。さすがは高いだけあるUPS。

で、しっかり消費税は取られた。この計算が色々ややこしいぞ。

先ずは、税金の算出基準は輸入申告書に書かれた CIF (代金、送料、保険等、商品の仕入れに掛かった金額)と関税額(車の部品には掛からない)の合計がベースとなる。
これが売価じゃ無く、店側が申請した金額になる。今回はどうやら店側の仕入れ値っぽい。

その金額の千円未満を切り捨てた額の 7.8% が、内国消費税(国税)(100円未満切り捨て)で、内国消費税の 22/78(≒ 2.8%)が、地方消費税(地方税)となる(100円未満切り捨て)。

今回 CIF が 14,364円だったので、内国消費税が 14,000 x 0.078 = 1,092 ≒ 1,000円、地方消費税が 1,000 x 22/78 = 282 ≒ 200 円の、合計 1,200 円となった。

買ったのはブレンボのブレーキディスクとブレーキパッドのセット。

セットの内容は、ブレーキディスク2枚とパッド4枚。それとブレーキパッドのガイド8枚と、なぜかしらディスクの固定ボルトが2本だけ(本来4本必要)

ソリッドの方が大分安かったけど、それでは面白くないので、ドリルドロータ。
穴あきディスクはクラックが入るとか言うんだけど、別にスポーツ走行する訳じゃ無いしねぇ。

ちなみに、ブレーキディスクの穴が放射状に配置されているので、左右の区別があるのかと思ったら、全く同じ物。
まぁスリットじゃ無いからいいか。

   
   
3.交換

さて、作業開始。

ディスクを外すには、ブレーキキャリパとマウントを外さないといけない。
このキャリパマウントのボルトが高トルクで、手持ちのラチェットハンドルの長さじゃ無理。
タイヤ交換に使ってる長いトルクレンチを使って外したけど、そろそろロングハンドル買っておかないといけないなぁ。

ところが、ディスクが固着してびくともしない。

ラスペネ噴いて、バーナーで炙ってプラハンでガンガン叩いても、全く外れる気配が無い。

これ以上やって何か壊すとにっちもさっちもいかなくなるので、諦めてプロの手に任せる事にする。

知り合いの所とか、近所の修理工場とか、何軒か聞いてみたんだけど、どこも1.5万円〜2万円(+税)って感じで変わらない。
ディーラに聞いてみたら、1.75万円+税という中間値(笑)を出してきたので、安心料もあってディーラにお願いする事にした。

作業は30分ちょっとで完了。

どうやって外すのかと思って見ていたら、外れたディスクが落ちないように長めのボルトをねじ込んで、ハンマーでガンガン叩いていた (^^;

もっとこう、プロならではの凄い道具と技術を使って抜く事を期待してたんだけど、結局はめっちゃ原始的な方法、力業で抜くのね。
知ってしまったらか、次は自分で交換できるわと思ったけど、次に交換するのは6、7年後。
車齢も13年を迎えるし、はたしてまだこの車に乗っているか(乗ってるだろうな)

ホイールから見えるドリルドロータが格好良い(笑)

ディーラから出る時はズゴゴゴゴゴゴって感じだったんだけど、ちょっと走るとザーッとかゴーって感じに変わった。
帰宅する頃には大分滑らかになって、効き具合もスムーズに。

まだナラシ中だけど、引っかかる様な感触はなくなった。また、踏みしろに対してリニアに制動力が上がっていく感じがする。
と言っても、以前がそんなに悪い訳じゃ無かったし、ブレーキの効きは変わらないけど、スムースになったという感じかな。

今の所ブレーキの鳴きも無いけど、問題は雨の日のフィーリング。
走り始めにブレーキが貼り付いてたり、ブレーキの掛け始めに一瞬空走のような滑りがあってから効き始めたり、ちょっと足を動かしただけでガツっと引っかかった様になったり、キーキー、酷い時はギ〜っと鳴いたりするのが解消されるかどうかだなぁ。

ってか、解消されなければ泣く。

 

【その後】

ブレーキディスクを交換して7ヶ月経った感想だが、リニアに制動力が上がるし、踏んだら踏んだだけ効く。

車検の代車で、うちの 208 と同じ世代、清水和夫に「ゴルフに勝った」と言わしめた 308 (のSW)に1週間乗ったけど、プジョーの純正ブレーキがあんなカックンタイプだとは忘れていた。

車検上がりの車を取りに行った時に、e-208 にも乗らせて貰ったが、こっちも相当なカックンブレーキで、特に低速でブレーキを掛ける時に、非常に神経を使った。

で、うちのブレーキは、そんなブレーキ達とは一線を画している(笑)

もし、まぁ、壊れるか何らかの理由で乗れなくならない限りは無いだろうけど、車を買い換える事があれば、また早々にブレンボのディスクとパッドに交換するだろうな。