ヘッドライトを 4300K の HID に換えてから、フォグランプが点いているのかいないのかよく分からなくなった。

元々が PSX-24W という、国産車じゃほとんど使われて無くて、且つ無茶苦茶暗い電球だったのを、明るい白色 LED に換えてたんだけど、HID が明るいのと色合いが黄色っぽくなったのとで、白色 LED だと点灯していても目立たなくなってしまった様だ。

コーナリングランプとしても機能するんだけど、言ってしまえばあまり役立たなくなったし、それならフォグらしくイエローバルブにしようと思い始めたんだな。

でもここでちょっと問題なのは、PSX-24W というバルブ。

この形式のイエローバルブも売ってない事は無いんだけど、数は少ないし、ほぼ全てがよく分からない中華品だし。

今後の事も考えると手に入りやすいバルブの方がいいし、H11 のバルブとかが使える様にならないかと思ってネットを漁っていると、AliExpress で売ってるうちの車用のフォグランプのユニットの形状が、他の車用の H11 バルブ用の物と同じ。

もしかしたら、これはバルブの違いだけでユニットの形状は互換性があるんじゃ無いかしら。
車体を上げて確認したらどうやらいけそうなので、一つ安い奴を買ってみる事にした。

車体からフォグランプを外して比較。

純正のフォグランプユニットはバンバーに取り付ける為のステーに固定されている状態だけど、レンズサイズやネジ穴の大きさ、取り付け幅は全く同じ

ちなみに、ステーは爪を溝に引っかける事と、ネジ１本でバンパーに固定されている。

助手席側のバンバーの裏。

フォグランプのステーはこのネジ１本で固定されている。

ネジを外したら、ステーを右回りにちょっと回して引っかかっている爪を外すと、ステー毎外れる。

一応回り止めみたいなのがあるんだけど、なんかほとんど役に立ってない感じ。

フォグランプユニットの片側はステーの溝に差し込まれているだけ。もう片側のネジ穴の１つが出っ張りにはまり、もう１つをネジで固定する様になっている。

右が純正フォグランプ。

ランプ部分と、調節ネジの付いている枠の部分が分かれていて軽量。

買った奴は一体型でちょっと重い。

新しいフォグランプユニットをステーに取付ける。
バルブには、電源コネクタを H11 から PSX-24W に変換するアダプタを接続。

ビフォア

アフター。違和感は無いな。

イエローバルブは Amazon で安い奴、でも激安じゃ無い奴を買った。

激安品は中国発送だったりするし、ろくでもない物を掴まされたりする確率が高いし（少しは学習した）。

ところがだ、届いた物はそんなに悪くない物だったんだけど、フランジが本体に刺さっているだけと言う作りで、フォグランプに取り付けて調整している間にスポッと抜けた。

抜けるのはまぁ許せるとしても、フランジと本体を固定（固定というのか？）している２本のＯリングがグチャグチャになっていて、はめ直してもぐらぐらで直ぐに抜けてくる。

こういうのが嫌だから、激安品はやめて、やや安品を買ったのになぁと思いながら、一応１年保証が付いているので業者に連絡した所、直ぐに新しいのを送ってきてくれた。

やっぱりこの手の奴は、不良品がある事が前提なんだろうねぇ。
どれだけ持つか分からないけど、点灯しなくなったら、金出してもっとまともなメーカーのを買おう。
そのためにフォグランプユニットを H11 にしたんだからさ。

ところで問題が。

この中華製フォグランプユニットだが、調整ネジを回しても反射板が上手く動かないどころか、回しているうちにパコッと言って反射板が外れた。

指を突っ込んで反射板を引っ張り上げるとまたパコッと言ってはまるんだけど、やっぱり調整ネジを回してもまともに反射板が動かないし、すぐにまたパコッと外れる。

こりゃだめだって事で購入店に連絡して、動画送れとかちょっとゴタゴタしたけど、結局返金と相成った。

同じ物を買っても同じ事だし、取りあえず形状は汎用品っぽいので、国内メーカーで出してる所が無いのかしらんと調べたところ、VELENO と IPF がアフター品として出していて、VELENO の S タイプか、IPF の MR90 が合致する様だ。

ただ、VELENO のがペアで 17,600円、IPF のが１つで 8,954円（ペアで 17,908円）。高い (--;

純正互換と謳ってるので、じゃぁ、逆に純正品はどうかと思って調べたら、ダイハツやスズキ、特にスズキの軽がこの型をよく使っているっぽく、ヤフオクを漁ったら、沢山安価なのを発見。

と言うわけで、ワゴンＲ Stingley の中古フォグを落札。
送料込みで、先に買った中華品より２百円程高いだけ。

レンズは大分曇っていたけど、マイペット染ませたティッシュを突っ込んで拭いたら綺麗になった。

表面の飛び石による傷は、まぁ、中古品だし仕方ない。

左がワゴンＲの Valeo 製。右が中華品。

どうもこの中華品は、Valeo の奴などから型を起こして作った劣化コピー品って感じ。エッジが甘かったり、逆に立ちすぎていたり、バリやヒケも酷い。

側面を見ると、作りの悪さがもっと良く分かる。

交換も全然問題なく、というか、中華品はステーにはめる時にちょっと引っかかったりしてたんだけど、このワゴンＲの奴は全くそんな事も無く。

ただ、取り付けるまでは気づかなかったんだけど、片側のユニットの、バルブの鍔がはまる金具の固定が外れていて、ランプユニットを上に向けてバルブをはめると問題ないんだけど、横や下に向けると上手く鍔が金具に噛まない。

仕方ないので片側だけもう一つ中古を買って取り付けたけど、中古品ってたまにこう言う事はあるわなぁ。

イエロー LED バルブは、暗くは無いけど、取り立てて明るいと言う程でも無い。
少なくとも元の PSX-24W に比べたら、断然明るい（笑）

でも、それまでのホワイト LED に比べると点灯した事がよく分かるし、やっぱりフォグランプとしては、イエローの方が見やすいな。

光の広がり具合は可も無く不可も無く。
もう少し左右に広がって欲しいけど、その為に IPF のフォグランプを買うかと聞かれたら、それよりももっと明るいバルブを入れるかな。