クラッチのミートポイント調整
 
1.はじめに

この車を買った時に物凄い違和感を感じたのが、クラッチのミートポイントの高さ。
奥まで踏み込んだ所から結構上げないと繋がらず、繋がる所も曖昧。
足首で合わせるのはほぼほぼ無理なので、膝で合わせるように訓練したんだけど、これ、なんとかならないのかなぁとずっと思ってた。

で、先日ネットをブラブラしていたら、中古で買った 208 allure をちょこちょこ弄ってる人の動画に突き当たって、その中でクラッチマスタにスペーサを噛ませて動きを制限するってのがあった。

ミートポイントの高さ自体を変える訳じゃ無いけど、ミートポイントから奥までの無駄な踏み込み量を制限して操作しやすくすると言うモノ。

本当はミートポイントを奥にずらせたいんだけどなぁと思いながらも、ゴムシート挟むだけのお手軽カスタマイズだし、ダメ元で試してみる事にした。

 
2.やってみる

動画と同じく 2mm 厚のゴムシートを買ってきて、35mm の円に切り抜いて、10mm x 7mm の四角い穴を開ける。

元ネタでは 10mm、それでは超スパルタンなので、最終的に 9mm 程度にしていたので、8mm になれば十分だろうと思って4枚作成。

取付けは手を突っ込んでピストンの軸にはめ込むだけ。

最初4枚(8mm)で試してみたけど、ちょっと遊びが少なくなりすぎてミートが神経質になるので、3枚(6mm)で行く事にした。

   
3.感想

いや、これ良いですわ(笑)

最初は今までよりも奥に踏み込めず、途中で当たってしまうような違和感が強かったんだけど、それも1、2週間程で消えた。

今までは膝を上げてペダルを奥までグバッと踏み込み、そこから膝をゆっくりと上げていって半クラの位置をさぐってたんだけど、それが膝を上げてペダルを踏み込んだ後、踵を床に付けて半クラを操作する事が出来るようになったのよね。

ペダル自体の位置が高いので、足首だけでペダルを踏み込んで操作するのは、できなくは無いけどちょっときつい。それでも、膝を上げてちょっと踏み込んだ後、踵を付けて最後まで踏み込むとか、ずっと膝を上げて無くて良くなったのが非常に楽だし運転しやすくなった。

この位が標準だと思うわ。

しかし、クラッチマスターの構造を見るに、このストッパーから上の部分にマスターのプッシュロッドがねじ込まれるような形状になっていれば、ねじ込んだらペダルの位置と踏み込み量(奥への遊び)が下がる、緩めたらペダルが高くなって踏み込み量が増えるという調整が出来るのになぁと思う。

中古部品を手に入れて改造してやろうかとも考えたけど、車上げてマスター交換してエア抜きしてってのも大変だしねぇ。

   
4.ちょっと改造

何かの拍子にゴム板が外れたりしたので、もうちょっとしっかりしたのにするべく、6mm のアルミ板でスペーサを作り直す。

アルミだけあって、踏み心地はカッチリ。

しかし、このロッドの調整が出来れば全ての問題が解決するのになぁと、つくづく思う。