ミッションマウントの強化
 
1.はじめに

クラッチペダルのミートポイント調整の際に参照したHPに、ロアエンジンマウント(ミッションマウント)の強化の話があった。

最近はあまり気にならなくなってたんだけど、この車に乗り始めた時に気になってた点の一つが、アクセルオンオフ時やクラッチを繋いだ時のピッチング。

例えば一速でアクセルをオンオフした時に、変にブニョンブニョンと鼻面が上下するとか、特に上り坂で顕著だったけど、一速から二速に上げる時、クラッチを繋いでから動力が伝わるまでに微妙なタイムラグがあって、且つ、丁寧に繋いでもガツンと繋がる感触があって鼻面が上下するとか、通常のピッチングの様にフロントのサスが伸び縮みして車体が上下する感じじゃ無く、エンジンとタイヤの間に遊びがあるような感じだったのよね。

そしてそのうちに、スパッとクラッチを繋ぐと時折ゴツッと言う感じがしたり、また音が聞こえる感じもし始めたので、これはエンジンマウントが柔くて、エンジン本体が捻れてるんだと推測。

そこでネットで強化マウントとか探したんだけど、 GTi 用の物やリジッドマウントしか見つからず、もう諦めてたんだけど、これなら簡単に試せそうだったのでやってみる事にした。

 
2.やってみる

エンジンは上部のマウントで支えられているので、ミッションマウント(ロアエンジンマウント)を外してもエンジンは落ちてこない。テンションも掛かってないので、簡単に外れる。

ちなみに、前側はめっちゃボルトが長い。後ろ側にはナット代わりの金具があるので、落して無くさないように。

ゴムが切れてたりしたら新しいのに交換しようと思ったけど、特に問題なかったので、そのまま使う。

真ん中の魚のような金属部品の上下がゴムで支えられていて、宙に浮いた状態になってる。

横置きエンジンなので、アクセルのオンオフでエンジンが前後方向に回ろうとするんだけど、この魚の前後(口と尾)側に空けられた隙間とゴムで、エンジンの回転がいきなり、また振動が直接車体に伝わらないようにしている。

でも、このゴムが柔らかすぎて、且つ隙間が大きすぎるため、クラッチを繋いだ時に変なタイムラグが生じているようだ。

やる事は簡単で、5mm 厚のゴム板を切って前後の隙間に押し込んでやる。
そのままだと滑りが悪くて入っていき難いので、シリコンスプレーを噴いて、押し込みやすくした。

参考にしたHPでは、最初靴底の補修剤で隙間を全部埋めてみたらしいが、あまりにもスパルタンになり過ぎたそうで(笑)

出来たものを戻して完了。

   
3.感触

取りあえず、エンジンを掛けた時の振動や、温まるまでに不安定にブルッブルッと震える際の振動は、ちょっと大きくなった感じ。

そして、走り始めて一番最初に思ったのは、なにかサスペンションが締まったように感じる事。

アクセルオンオフ時の揺らぎや、クラッチを繋いだ時、加速する際の一瞬の遅れが消えて、ダイレクト感が増した。
特に、発進時の半クラの感触が大分ハッキリした。

まぁ、明確にこうなったとは言いにくいレベルだけど、少なくとも悪くはなってないな。