プジョー307SWのバッテリー交換

2009/12/30


1.はじめに

今年も点検の時期が来たんだけど、前にバッテリーを交換してから3年経っているので、ディーラがバッテリーを交換しろとうるさい。

特にセルの回りが悪いとか感じないんだけど、電気をたくさん食うコンピュータ仕掛けの車だし、早めにバッテリーを交換しておくかと思いながら、ディーラのチラシを見ると 22,600 円。

それはいくら何でも高いでしょうと思ってネットで調べてみると、同じバッテリーが1万円前後で売られているではないですか。

バッテリーの引き取りも近所のオートバックスでしてくれるそうだし、それなら自分で交換してしまえと、一番安かったショップに発注した。

ちなみに、バッテリーは現在と同じ AC Delco の物にした。もうちょっと出せば BOSCH のバッテリーも買えたのだが、調べていると BOSCH と AC Delco だと性能に差はなく、逆に AC Delco の方が信頼性が高くて安いんじゃないかという話があるぐらいだった。

で、 307SW に適合する AC Delco のバッテリーは 20-55D か 20-60 あたり( 20-55 はちょっと寒いところで心もとない)。

この2つのスペックは次の通り。

品番 長さ(mm) 幅(mm) 高さ(mm) RC(分) CCA(A) CAP(Ah)
20-55D 244 175 190 90 525 55
20-60 247 174 188 99 500 60
RC: Reserve Capacity (蓄電容量)。
バッテリーが蓄える事のできるエネルギー量。
25℃で 25A の電流を何分放電出来るかで表す。
  CCA: Cold Cranking Ampere(低温始動アンペア)。
電気をながせる能力。エンジンの始動性に影響する。
-18℃で放電した時、30秒後の電圧が 9.0V になる放電電流。
  CAP: 20時間率容量。
25℃で、20時間の間に放電終止電圧 10.5V までの間に放電出来る電流量。

20-55D の方がドンと電流を流せるけど、やっぱり 20-60 の方が容量があるよなぁ、しかし 20-60 はハンドル無いし。等々考えて 20-60 を買おうと思ったら、安いお店では品切れだったので、結局 20-55D を購入と相成った。

 
2.必要な物
  1. 材料
    • 新しいバッテリー
  2. 道具
    • マイナスドライバー
    • 10mmのレンチ
 
3.取り替え

まずはボンネットを開けて、エアクリーナーケースを外す。

エアクリーナーケースにはまっているパイプの固定バンドをマイナスドライバーで緩め、パイプを外す。

エアクリーナーケースは下のパイプに刺さっているだけなので、パイプ側にあるロックを押し込んで、ケースを引っこ抜く。

次にバッテリーケースの蓋を外し、通常の手順とは違って、先に手前のプラス側のケーブル端子を外してカバーを手前に抜く。

その後でマイナス端子を外すと、バッテリーの保温カバーを外す事ができる。

保温カバーを外すとバッテリの下部が押さえ板とボルトで固定されているのが見えるので、それを緩めて外す。

押さえ板を取り外したなら、バッテリーは簡単に下ろす事ができる。

ただし重い。非常に重い。

おそらく女性では作業不可能。

左が古い方の AC Delco 20-60 。右が新しい AC Delco 20-55D 。

何よりも、20-55D は取っ手が付いている事がすばらしい。

新しいバッテリーをバッテリー代に載せ、押さえ板で固定したら、逆の手順で保温カバー、マイナス端子、バッテリーケース、プラス端子、蓋を付け、最後にエアクリーナーケースを戻して作業完了。

 
4.結果

よくわかりません。

エンジンの始動時、クランキングの時間が若干短くなったような気もするけど、フラセボだろうなぁ。

古い方のバッテリーも確認窓は緑色で何ら問題なさそうだったし。後1年は軽く保ったような気もする。

まあ、新年を新しいバッテリーで迎えるのは気持ちいい、と言うレベルで満足するのかな?(笑)。


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