プジョー307SWの車検

2006/12/20


1.はじめに

9月に買った307SWの車検が早々と12月にくる。まあ知ってて買った事だし、致し方なし。

初めて買った外車でもあるし、いくつか気になる点を同時に見てもらった。

  • エアコンの吹き出し口の切り替え操作をしても、切り替わっている様子が無い。足下のみにしても上から風が出る。
  • ATのセレクタレバーをPに入れた状態で1分経つとレバーがロックされるが、そうなるとエンジンを切って掛け直すまでロックが外れなくなる。(ブレーキを踏み直しても、ハンドブレーキを引き直しても外れない)
  • 上り坂でアクセルを踏み込んでも加速せず、シフトダウンもせずにスピードが落ちていく事がある。
  • 低速時、道路の轍やくぼみを乗り越えたときにものすごく車体が振られるが(特にリア)、サスペンションやショック周りに問題は無いか?
  • リコール対象になっていたけど、対策はされているのか。
  • オーディオはどうやって外すの?

現在お世話になっているプジョー茨木は営業が噛まずにサービス直結という感じで、とにかく話が早い。さっさとサービス担当者が出てきて説明してくれる。

まずエアコンの吹き出し口の切り替えであるが、これは「すみません、こういう造りです。上部の吹き出し口からの風が邪魔な場合には、吹き出し口の蓋を手で閉められる様になっていますので、手動で閉めてください。」と本当にすまなさそうに説明してくれる。
こちらも「やっぱりラテン車だからこんなんかなぁ」と思っていたので、「やっぱりそういう造りですか...」「そういう造りです...」で話がまとまってしまう。

ATのセレクターレバーがロックされる件はおそらくブレーキセンサーの故障だろうという事で、交換修理。上り坂で加速しない件と車体が振られる件は点検チェック。リコールは確認して未対策なら対処するとの事。
オーディオの外し方はその場でドライバーを取り出して「こうです」と速攻で説明してくれる。

いやぁ〜、やっぱり仕事はこうじゃなくっちゃね。

 
2.点検結果

12/9(土)に車検に出して、12/16(土)に取りにいく。作業内容は次の通り。

  • 車検整備
  • 下回りスチーム洗浄
  • 下回防錆塗装
  • ブレーキフルード交換
  • クーラント交換
  • エンジンオイル、オイルエレメント交換

これに

  • 自賠責保険
  • 重量税
  • 印紙代
  • 代行手数料
  • リサイクル料

を加えて、合計166,500円。いいお値段である。

遠い過去に行った前車のフォレスターの車検と比較してみると、次の通り。

  プジョー307SW スバルフォレスター
工賃 材料 工賃 材料
車検整備(基本点検料)
\45,000
\10,800
各種計測 ※1   \6,800  
ヘッドライト調整 ※1   \1,400  
ブレーキメンテナンス ※1     \1,300※2
下回り洗浄
\3,600
\5,600
下回り防錆処理
\1,200
\1,500
※3
ブレーキオイル交換
\2,400
\2,000
\4,000
\2,200
クーラント交換
\1,200
\3,000
\1,000※4
エンジンオイル交換※5
\1,500
\8,000
\700
\4,848
オイルエレメント交換
\1,700
\1,400
\1,200
ドレンワッシャー交換
\200
\100
小計
\54,900
\16,400
\30,700
\10,648
合計
\71,300
\41,348

※1:車検整備費用に含む
※2:ブレーキを組み直す際のブレーキメンテナンスキット代
※3:防錆塗装は行わない
※4:クーラント強化剤のみ
※5:307SWは5L、フォレスターは量り売りで、この時は4.8L

大きく異なるのは車検整備に掛かる費用で、プジョーは包括的に「まとめてなんぼ」、スバルはこまごまと積み上げていくという違いがあるが、結果的にプジョーの方が大幅に高い。
自賠責や重量税、印紙代等は差が無いので(あったら困るが)、この整備費用が車検費用の一番大きな差になっている。車検を安く上げるには他の業者に出すなりしてこの料金を落とせばいいんだけど、エンジンECUやATミッションECUやら、コンピュータ系のチェックが入っているみたいなのでプジョー以外では難しそうだねぇ。



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