サンヨーテクニカHIDシステムの取り付け、と、トラブル三昧の日々
2005/05/02 更新

目次

 
1.取り付け
2.トラブル続き
3.新型
4.どこまで続く?

 

1.はじめに
目の手術をした事もあり、暗い所がちょっと見にくく、夜の運転が辛くなってきた。
バルブを純正から高効率のバルブに変えてみたが、明るくなるにはなったが、依然として見えにくい。
HIDならずいぶん見やすくなるだろうになあとは思っていたが、安くなったとは言え7〜8万円もする事と、 うちのH9年式のフォレスター(A型になるのかな?)のH4バルブで、Hi/Lo切り替えが出来る物を見つ ける事が出来なかった。
という話を友人としていると、サンヨーテクニカという会社から安くで出ているという話を聞く。
早速調べてみると、お〜、値段は4万ぐらいであるじゃないか。お〜!、H4のHi/Lo切り替えタイプがう ちのフォレスターに対応しているじゃないか。
という訳で、ボーナスも出た事であり、Yahoo!のオークションでバルブとドライバーユニットを35,900円 で落札し、取り付けと相成った。
 
2.必要な物
  1. 材料
    • HIDドライバーユニット(サンヨーテクニカTD−6000)
    • HIDバルブセット(サンヨーテクニカWB−H4 Hi/Lo 5200K)
  2. 道具
    • 10ミリのレンチ
    • ニッパ
    • ビニールテープ(自己融着タイプならベスト)
 
3.準備
サンヨーテクニカのHIDシステムはインバータとイグナイターが分かれており、それに加えてリレーは ある、ヒューズボックスはある、H4なのでHi/Lo切り替えのユニットはあるで、とってもごちゃごちゃとし ている。接続はそれぞれにコネクタの形状が違ったり、束になっている線の本数が異なっていたり、線の色が変え てあったりで間違えないようにはなっているが、一度見ておかないと何がなんやらの状態になる。(説明書はあん まり丁寧ではないし)
とは言え、実際にはフードを開けてエンジンルームの中の隙間を見ながらどのようにして配線していけば良いのかを、 現物合わせで考えるしかないのではあるが...。
また、 本来はバルブシステムは取り付ける前に点灯試験を行う必要があるのと(取り付けた後で点かないと分かっ ても,保証が効かない)、空焼きを行った方が良かったようである。
私はどちらもすっかり忘れてしまっていた。
 
4.ではやってみよう
取り付けはとにかく「どのように配線を引き回すか」の1点に集約される。それぞれのユニットから出ている 線の長さは有限であり、また短くも出来ないし、ユニットのサイズを変えたり変形させる事も出来ない。とい う訳で、今回はまずバルブをまず交換し、そこに至るケーブルの取り回しを考えながら大物(インバータ)の 取り付け位置を考えると言う手順で取り付けを行った。(あ〜大変)
説明書ではヘッドライトの防水ブーツを加工しなければいけないように書かれていたが、実際にはピッチピチ ながら、きちんと押し込んで取り付ける事が出来たため、加工は不要である。
それよりも元々のバルブコネクタと、ドライバーユニットに入っている接続コネクタのサイズがぴったり合わ ず、接続して固定された状態でも隙間が空きまくっていて非常に気持ち悪かった。(最終的にはビニールテー プでぐるぐる巻きにして、固定&絶縁&防水。)
これがドライバーユニットの中身で、次の物が入っている。
  • インバータ、イグナイターユニット
  • リレー、ヒューズユニット
  • H4バルブ接続用コネクタ
  • 延長アース線
  • 両面テープ、ギボシ(使わない)
  • タイラップ
  • 説明書
これはバルブセットの中身。
  • バルブ(5200K)
  • Hi/Lo切り替えユニット
  • 説明書
が入っている。
バルブには樹脂製のケースがかぶせられており、この状態で点灯テストを行う。(外すと保証がなくなる)
まずはこのシェードをバルブユニットから取り外し、純正バルブの代わりにヘッドライトユニットに取り付ける。
バルブ本体に手を触れないように気をつけながら、バルブユニットに防水ゴムカバーを取り付ける。シェードにはめ込むための切り欠きが出るまで押し込む。
切り取る等の加工は嫌だなあと思っていたが、無加工でOKであった。

バルブユニットをシェードにはめ込むとちょっと斜めに固定される。そのためあらかじめ防水ゴムカバーのトップに対して少し傾けてはめ込んでおく。
防水ゴムを取り付けたら、先にヘッドライトユニットに取り付けておいた シェードに差し込んで、まわして固定。
固定と言ってもゆるゆるなので気持ちが悪いが...。
最後に防水ゴムカバーをきっちりとヘッドライトユニットにはめ込むのを忘れないように。

フォレスターのエンジンルームはスカスカの様でありながらこのような物を取り付ける場所が無い。当初はエアクリーナボックスの取り付けボルトに付ける事にしたが(写真左)、この位置ではエンジンの熱をまともに受け、インバータが熱々になってしまうことに気づいた。そのためホームセンターでステーを買ってきて固定する(下の写真)。運転席側は結構すんなりと位置が決まったが(写真下左)、助手席側は試行錯誤の結果、最初は延ばしたステーにだらしなく取り付けていたが(写真下中)、その後がんばってステーをねじ曲げ、エアコンのユニットの取り付けネジとストラットタワーの所のネジで固定した(写真下右)。

助手席側のイグナイター他の取り付けであるが、とにかく場所が無い。もう,本当にバッテリーに両面テープで固定してやろうかと思ったぐらいである。
当初の取り付けではこラジエターホースにイグナイターやらリレーやらケーブルやらを縛り付けていたが(写真左)、高温高圧になる部分であるので、最終的にはバッテリーのプラス端子から出ているケーブルにタイラップで固定するように変更した(写真右)。
運転席側であるが、こちらは結構場所があり、イグナイターやリレー、Hi/Lo切り替えユニットはシャシーに両面テープで貼付けてある。作業の際はヘッドライトの上のボルトを外し、エアダクトをよけると非常にやりやすい。
当初、助手席側インバータのアースラインは左の写真の様にオイル給油口の根元のボルトのアーシングポイントに接続ししていたが(アーシングの線と共有してはいけないと言う話も聞いたが、電気的にどうやって区別するんだ?)、インバータの取り付け位置の変更に伴い、バッテリーのアース端子から直接とるように変更。
運転席側のインバータのアースラインの処理。
元々は左の写真のようにアーシングの線と共通にしていたが、インバータの取り付け位置の変更に伴い、付属の線を使って専用に引くことにした。
右の写真のように、ボディにあった使われていないボルト穴を利用して中継している。
最終的にこんな感じ。
 
5.結果
取り付けは結構時間を食い、2時間半程度掛かってしまった。でも、ほとんどは取り付け位置と取り回しを 考えている時間。取り付けスペースさえ十分にあれば、2時間もかからないかなぁという感じ。
夜になって走ってみた所、さすがにHIDだけあって明るく感じる。今までの高効率バルブだと、街灯に照らされた道ではヘッドライトがつ いているのかついていないのか分からなかったが、このHIDだとヘッドライトがついているという事が分か る。こいつはぁ、うれしいぜ(笑)。
ただ、最近の純正HIDのように「スイッチを入れたらパッと白色光」という訳にはいかず、スイッチをひねってから点灯までに若干のタイムラグがあり、また点灯してから安定するまでに数十秒かかる。出始めの頃の純正HIDのような感じかな。
で、最後で気になったのが、ポジションランプとの色の違いである。現在のポジションランプは高効率バルブを買っ た時におまけでついていた白色光の物であるが、メインのバルブをHIDにすると、とっても黄色く見えてしまって 少しかっこわるい(^^; 。今度はポジションを白色LEDにしないといけないなぁ。
と、喜んでいたのもつかの間、その後に続く。
 

次へ


戻る | ホーム