フォレスターのアーシング

2004/12/23改訂
1.はじめに

人間ストレスが溜ってくると,何かしら改造したくなる物である(そうかぁ?)。
とは言え、家族持ちの勤め人の悲しさ、大々的に足回りを変えるとかエンジンをいじるとか、そんなお金の掛かる事が出来ようはずが無い。悶々としながらネットをブラウジングしていると、ふと「アーシング」の文字が目にとまってしまった。

「そうだ、アーシングならそんなにお金も掛からないし、車を壊す事も無い (^^; 」

しかし、普通なら「低速トルクのアップ」や「回転の安定」、「ライトが明るくなる」等の「効果」を求める事がきっかけになりそうな物なのに...。「改造したいから」がきっかけとなってしまう、かわいそうなうちのフォレスター君ではある。

 
2.必要な物
  1. 材料
    • アーシングケーブル:8sq × 5m
    • 圧着端子 8−6タイプ × 12個
    • 熱収縮ケーブル 少々
  2. 道具
    • 圧着工具
    • ペンチ
    • ニッパ
    • はさみ
    • ライター
    • 10ミリのレンチ
 
3.準備
まずは材料の調達であるが、当初はホームセンターかオートバックスでアーシングケーブルと圧着端子を購入する予定であったが、意外と取り扱っている店が少ないのと、あっても高い(ケーブルが1mあたり400円もする)ため、Yahoo!のオークションで探す事にする。
オークションでも 結構な値段がしていたのだが、8sqのケーブル5mと端子14個、熱収縮ケーブルのセットで1500円で出ていたのを手に入れる。

工具は圧着工具だけが問題であるが、電気工事用に買ってあった大型の物(柄が黄色)が手元にあったのでOK。(ギボシ圧着用の小型の物(柄が赤)では、歯が立ちません)
それより私に取っては熱収縮ケーブルを収縮させるためのライターが問題で(煙草を吸わないもので)、当初はマッチでがんばっていたが、どうしようもなくなって途中でコンビニにライターを買いに走った。

後大事なのは、アースポイントをどこに取るかであるが、こいつはネットで色々と調べていった結果、通常次の6ポイントを取る物らしい事が判明。

  • 左右エンジンブロック
  • 左右ストラットタワー
  • オルタネータ
  • 純正アースポイント

 
4.ではやってみよう

やるこったぁ単純で、線を剥いて端子を圧着し、熱収縮チューブで絶縁。アースポイントのボルトを外して作ったケーブルを固定、の繰り返しである。
考えないといけない,又気をつけないといけないのは、「取り回しとケーブルをたるませない事」。ようはエンジンルーム内の色々なパーツに変なテンションを掛けたり、ファンベルト等の可動部分に巻き込まれたりしないように気をつける事である。
で、うちのフォレスター(SF5 NA) の取り付け,取り回しは次のようになった。

 

まずは全体像である。

引き回しの基本ラインはディストリビュータとオルタネータの間の隙間である。

運転席側のストラットタワーのアースポイント。その横にある黒いのは、後付キーレスエントリーのアンサーコールバック用のブザーである。
助手席側のアースポイント。室内へのアースはここから引き込まれているようである。ここからバッテリーまではシャシーの隙間をはわせるようにして引き回している。
運転席側のエンジンブロックのアースポイント。
最初はヘッドカバーの取り付けボルトにかませようと考えていたが、カバーの取り付けボルトがゴムブッシュを挿んでオイル漏れを防ぐようになっており、今イチ余分なものを挟む事に不安があったため、写真の通り、パイプのステーのボルトに取り付けるよう変更。
ちょっと見えにくいが、助手席側のエンジンブロックへのアースポイント。
オイル給油口の取り付けボルトに取り付けている。
オルタネータへの取り付け。
バッテリーの手前のシャシーにある、純正のアースポイントの強化。
バッテリーのマイナス端子側にターミナルブロックを追加。
当初は上の写真のように、マイナス端子のネジに無理矢理6本のケーブルを取り付けていたが、それに比べると非常にすっきりした。
 
5.結果

取り付けは「どこに付けてどう引き回そうかなぁ〜」と考えながら、1時間半程度で完了。一番の苦労は、いかに6本もの太いケーブルをバッテリーのマイナス端子に取り付けるか、という所であった(笑)。これは今度アースの増設端子を付ける予定。(2004/12/23取り付け完了)

取り付けた効果は....「う〜ん、フラセボ(爆)」。低速のトルクが気持ち太った、また安定したように感じるが、アース端子を外してECUがリセットされたのが要因って気もするしねぇ。


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