小物類

 

分解できるタイプなら中のパッキンだけ交換するんだけど、こいつはかしめられて分解できない(もちろんパッキンだけという部品も無い)ので、血を吐く思いで新品を購入。

さすがに新品はちゃんと動作してくれたが、ほんと、この部品は高かった。

■ スイッチボックス

NSR50 は左に集中スイッチボックスがある。

もらった車体に付いていたスイッチボックスは、一つはヘッドライトのスイッチレバーだけを残して中身が全て取り外され、ただのクラッチレバーホルダーになっていた。

もう一つの方は、中の回路は揃っているものの、ヘッドライトのスイッチレバーが折れて使い物にならなくなっていた。

このヘッドライトスイッチのレバーがくせ者で、普通なら小さなネジで留められて分解できる様に作られていそうなものなんだけど、こいつは爪ががっちりと噛んで外れない=分解できない様に作られている。

オークションで中古のスイッチを買うか、それともデイトナ等の汎用スイッチを使うかとも思ったけど、ヘッドライトスイッチだけ移植すればなんとか使えそうだったので、がんばってスイッチレバーを外してもう一つの方に移植。

中の回路もきれいにしてグリスアップし、使えるスイッチボックスが一つ完成。

 
■サーモスタット

サーモスタットは水垢などの汚れがひどく、あちこちで調べてもオーバーホールの際は交換した方が良いと書かれているので最初は交換しようかと思ったんだけど、部品の値段をとってみると目ん玉が飛び出るほど高い。

なので正常に動作するなら再利用しようと思って、温度計を買ってきてテスト。

開き始め温度 60〜64度、全開温度 70度、リフトアップ量 3〜4mm の規定通りに動作してくれたので、再利用する事に決定。

 
■プラグケーブル

プラグケーブルは劣化して固まってガチガチになっていた。
さすがにこれでは使えないのでケーブルを交換する。

ねじ込み式かどうかわからなかったのでとりあえずケーブルをねじった所、ちょっと抵抗があっただけでくるっと回り始める。
ああ、ねじ込み式だったんだと思ったら、なんとまぁ、劣化しまくったケーブルが軽々とねじ切れただけ (--;

仕方ないので木ねじを切って作ったアダプタをねじ込んで、新しいケーブルを接続。

ケーブルを接続した後、カバーを戻してホットボンドで固定と防水。

プラグキャップを取り付けて完成。

 
■ハンドルウェイト
nsr50

ハンドルについている筈のバーエンドは砕け散っていたというか、叩き込まれた先端だけがハンドルのパイプの中に残っていた状態。

純正部品はただのプラスチックの蓋だし、キタコ等の社外品も似たり寄ったりだし。
なによりも、ただのプラスチックの蓋にしては高い。

で、ヤフオクを眺めていたら、純正部品よりちょっと高いぐらいの値段でアルミ削りだしのハンドルウェイトが売ってたので、迷わず購入。

 
■ウィンカーリレー
メーターステー

元々 NSR50 のフロントウィンカーはカウル付けなんだけど、ネイキッド化しのでそのままではノーウィンカー。なのでフロントのウィンカーは貰い物のスモールウィンカーを装着した。

ところが電球のワット数が純正のウィンカーより少なくなったので、ちょっとハイフラッシャー気味になってしまった。

機械式リレーで何とかならないか色々とやってみたんだけどうまく行かず、それなら IC リレーにするしかないかと、SRX にも付けた IC リレーを作る。

nsr50

部品を買ってきて組み立てたのだが、2回目だからスイスイいくと思いきや、それなりに手間取って時間がかかる。

前に作った時は IC リレーが雨のしぶきとかがかかる場所に取り付けられる事もあって、モニター用の LED を付けなかったんだけど、今回はシートカウルの中に入れるので付けてみる。

nsr50
nsr50

で、完成して動作確認も問題なく、OK,OKと思っていた。

ところが後日エンジンをかけた状態でウィンカーを点けてみると、ハイフラッシャーどころか暴走状態。高速で且つ不安定に点滅しまくっている。

壊れたか、と思って一旦取り外し、単体で動作させると問題ない。
そのまま車体に付けると問題なく動作するが、エンジンをかけると暴走状態になる。

これはノイズ食らってるわ (--;

試しにリレーのアース端子にダイオードを噛ませてみると暴走状態はだいぶ収まり、ハイフラッシャーレベルにまで安定する。

このノイズが何とかならないか、ダイオードやコンデンサーやコイルやらいろいろ試してみたんだけど、どうしてもうまく行かず、加えてバッテリーが弱って電圧が落ちるとリレーそのものが動作しなくなるという問題も発生して、とうとうあきらめて元の機械式リレーに戻してしまった。

 

【2012/5/17 追記】

機械式リレーをしばらくの間使っていたのだが、ハイフラなのは仕方ないとしても、後ろのウィンカーが点滅が分からないぐらいに暗い事に気がついた。

こいつは危ない。

で、ICリレーに戻してみると、後ろのウィンカーもまあまともに見える。

しかしエンジンをかけると暴走状態。

そこでまたまた色々試してみた結果、アースラインにコイルと電源ラインにダイオードを噛ませた状態で、大体いい感じに安定した。

これでOKかな。

 

【2012/5/29 追記】

キャブレターのセッティングの一環でスパークプラグを交換した。

ところが外したプラグを見てびっくり。純正の BR8ES だとばっかり思っていたら、B8ES との刻印が (--; 。

という訳で、新しく買ってきたレジスタ付きの BR8ES を装着した所、ウィンカーリレーのハイフラはピッタリと治まりました。

プラグが原因だったか .... orz

 
■CDI
nsr50

CDI は2台ともノーマル。

片方には抵抗式のリミッターカット装置(?装置ってほどのものか?)付いていたんだけど、どうせなら単にリミッター解除するんじゃなく、CDI を変えてしまいたいなぁという色気が出て来てヤフオクで物色。

NSR50 の CDI は年式によって型が異なるんだけど、ヤフオクに出品されている古い且つ安いものはどの年式用と書かれている方が珍しい。

また初期型の NSR50 用の中古パーツとなるとあまりにも古く、メーカーの HP に情報が無い物がほとんど。

仕方ないので商品の写真からコネクタ形状とか配線の色で判断して、これなら使えるだろうと言うものの中、この KISS レーシングのを落札。

オートバックスでエーモンのコネクタキットを買ってきて接続し、何ら問題なくエンジンがかかった時はちょっとホッとしたのは内緒。

ノーマルの CDI よりもアイドリングが安定して吹け上がりが良い様な気がするけど、気のせいだろうなぁ(笑)

 
■エアクリーナー

レース用に使っていた車両なので、ノーマルのエアクリーナは取り外され、外した部品もどこに行ったかわからないとかで存在せず。

エアクリーナー無しの直キャブの方がパワーが出るというので、それなら直キャブでも良いかなぁとも思ったけど、キャブレターのスロットルボディに入っている傷や、エンジンをかけている時にキャブの口からガソリンの飛沫が飛び散っているのを見て、そして、ガソリンタンクを付けてなかった事も原因だけど、雨が続いた時に、キャブレターの口から雨水がエンジン内部にまで入ってしまった事件があって、エアクリーナーを付ける事を決意。

最初はヤフオクで安い汎用のエアクリーナーを買ったんだけど、 NSR のキャブの所ってノーマル状態では結構タイト。
オイルポンプのワイヤー部分がキャブの口のすぐそばにあって、大きめのエアクリーナーや、ジョイントの短いエアクリーナーだと干渉してしまう。
というか、干渉して取り付ける事が出来なかった。

混合仕様にしてオイルポンプ取ってしまえば大丈夫なんだけど、さすがに町乗りで混合仕様はちょっと。

nsr50

何かのホースを流用してオイルポンプに干渉しない様に改造しようかとも考えたんだけど、手頃なホースが見つからず、結局NSR50 用としてヤフオクに出品されていたキジマのパワーフィルターを購入。

nsr50

で、このエアクリーナーは小さいのは良いんだけど、雨よけカバーが付いてない。

公道で走るのならあった方が良いという話を聞いていろいろ考えた所、塗料のスプレー缶の蓋がまるであつらえた様にぴったりとはまるので、こいつでカバーを作ってみる事にした。

nsr50

この通り、ぴったり。

nsr50

で、穴をあけて、ビニールテープで固定。

nsr50

収まりも良く、これで完璧だと思ってたんだけど、エンジンをかけてちょっと煽ってみると、回転の上がりが悪い。

まあ吸気効率は落ちるからなぁ〜、でも雨水を吸うよりましか、と思ってちょっと試走してみると、

吹けない

全く吹けない

カバーを外すとめっちゃ気持ちよく回る。

はい、失敗です (--;

 
■バックミラー
nsr50

町乗りなので、バックミラーは必須。

「これをつかってたで」という黒いミラーを弟が車体と一緒に持ってきてたので、そいつを使えば良いと思ってたんだけど、いざ付けようと思ったらマスターシリンダーのミラーのネジ穴に全く合わない (--; 。

マスター側が 10mm なのに、ミラーは 8mm 。

どうやって付けてたんだとよくよく考えたら、どうやら奴はミラーホルダーにじゃなく、カウルに付けてたようだ。

という訳で、 8mm → 10mm の変換アダプタを買うかミラーを買うか考えた結果、変換アダプタを買ってまで使う様なミラーでもないので、ヤフオクで適当な安いミラーを購入。

 
■ガソリンコック
nsr50

もとのコックはさすがに年季が入っていたが、口で吸いながらコックの ON/OFF/RES を切り替えるとちゃんと出たり止まったりするので使えると思って再利用した。

ガソリンタンクの補修を終わってこのコックを付け、本体に取り付けてガソリン注入。

確かに OFF の位置ではしっかりガソリンは止まり、 ON と RES の位置でガソリンは出るのだが、ガソリンがコックの口からだけじゃなく、コック本体からもぼたぼたと出てくる事を発見(涙)。

 
■ブレーキパッド
nsr50

車体にはノーマルのブレーキパッドが付いていた。

まだパッドの溝は残っていたし、とりあえずそれを使おうとしたんだけど、車体が完成して試走したら、これまたブレーキの効かない事効かない事 (^^;

さすがにこれでは死ぬわと思って、ブレーキパッドの交換を決意。

SRX で使っていて気に入ってるので、やっぱりメーカーはカーボンロレーヌ。ミニバイク用の SBK5 はラインナップされてないので、A3 を購入した。

さすがに新しいパッドは良く効くし、カーボンロレーヌらしく真綿で閉めて行く様な効き心地が気持ちいい。

ところで、ブレーキがちゃんと効くようになったのは良いのだが、その分マスターシリンダーがぶにゃぶにゃなのが気になり始めた。

元々こんな感じなのかと思ったけど、ブレーキレバーを引いたままで固定して一晩置くと、ホンダらしいかっちりとした握り心地になる。

しかし、また一晩経つともとのぶにゃぶにゃした握り心地に戻ってしまうので、シールがやられているのかマスター自身がひずんでいるのか。

シール交換するか、他車のマスターを流用するか、それともFRANDO のラジアルマスターでも付けるか思案中。

nsr50

 

【2012/05/17 追記】

握り心地が悪かったマスターシリンダーだが、数週間置いておいた所、きれいにエアーが抜けたのかかっちりとした握り心地になった。

う〜ん、良いのか?