キャブレータセッティング
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4. ホイールの再塗装
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11. ボアアップ
12. 全波整流化
13. キャブセッティング
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15. スプロケットの交換
16. エアバルブの交換
17. クラッチレバーと
スイッチボックス
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18. ノーマルキャブレターの改造
19. チャンバーの修理
20. ブレーキロータの交換
21. ヘッドライトの交換
22. ACEWELL デジタル多機能メータ
23. アップハンドル化
24. 油圧クラッチ
25. リブラ☆プロ
26. フロントフォークオーバーホールその2
27. ビッグキャブ(ミクニフラットφ24)
28. バックミラーいろいろ
29. プラグケーブル
30. リアショックアブソーバの交換
31. メインハーネスの作り直し
32. ISAアルミスプロケット
33. 電流計
34. Adelinクラッチマスタ
35. 後期型リンク式シフトペダル
36. TZR50のラジエータ
37. MARCHAL のヘッドライト
38. ハリケーンのステップバー
39. マフラーのメンテナンス
40. ホイールの再塗装
41. マグネット式スピードセンサー
42. ラジアルブレーキマスター
43. リムステッカー
44. クラッチカバーの再塗装とレーシングクラッチキット
45. 静音化対策とエアクリーナーボックス
46. キルスイッチ
47. スロットルワイヤーガイド
48. リアブレーキキャリパーの交換
49. ワイヤー式チョークレバー
50. スピードセンサーの交換
51. ミシュランCITY GRIP
52. ボアアップその2(前半)
53. ボアアップその2(後半)


キャブレターは、中でガソリンが完全に腐ってタールや苔の様な物質で目詰まり&固着。

それをパーツクリーナーとボロ布と綿棒と待ち針を駆使して復活させて使用。

パイロットジェットだけは、目で見て、またパーツクリーナーを通して詰まりが無い所まで掃除してもアイドリングがまともにならなかったので、バイクセブンでセッティングキットを買ってきて交換した。

一応これで、ノーマルエンジンは問題なく回る所まではこぎ着けたのだが、その後エンジンを 68.8cc にボアアップしたので、濃いめ(メインジェットを 112 番)にセッティング。

アイドリングは問題なく、レーシングではちょっともたつく感はあるものの、特に問題を感じる事なくスムーズに回る。

なのでエアフィルター(キタコのパワーフィルター)を付けて試走に出た。

ところがスロットル開度で 1/4〜1/2 辺りの所、3000 〜 5000 回転を保って走ろうとしたけど、トルクが全く無く、バラバラボロボロと回り方が物凄く不安定。

5000 回転を超えれば 2st らしく吹き上がってパワーが出てくるのだが、ちょっと上り坂になると回転が上がらず、1速で時速 10〜20Km という超低速でのろのろと走る事しか出来ない。

色々試してみた結果、どうも混合気が濃すぎる、特にスロットルバルブの開き始め、メインジェットが噴き始める辺りが濃すぎる様で、メインジェットの番手を落とし、ニードルのクリップを上段にあげて、ようやく少しはまともに回り始めた。

その後も色々試してみたけどあまり状態は改善されず。ネットで調べていると、ジェットニードルとニードルホルダーの摩滅で混合機が濃くなる事があるという話を聞き、一度そいつらも交換してみる事にした。

スロットルバルブとジェットニードルは HRC からメッキパーツが出ていたので、ネット上で取り扱っている店を探して注文。

ニードルホルダーは純正しか無いので、いつもの通り Webike で注文である。

上から、ニードルホルダーとニードルジェット、スロットル弁(バルブ)、ジェットニードル。

ニードルジェットは HRC のジェットニードルのセットに付属していたもので、ノーマルのものよりも長い。

元のスロットルバルブは、こうやってみて見ると傷だらけで物凄い状態。

右の古いニードルホルダーを見ると、左の新しいものに比べて穴が広がってしまっているみたい。

確かに詰まりを取るのに待ち針でつついたからなぁ。

で、新しい吹き出し口の金具(上下あり)をニードルホルダーの穴に落とし込んで、反対側に突き出る様に押し込んでやり、ニードルホルダーをねじ込んで、メインジェット装着。

新しいジェット類はピカピカ。

フロートは...まあ、使えるから大丈夫 (^^;

スロットル弁とジェットニードルも新しいのに交換。

バネもスロットルバルブのキットについていたものと交換。

出来上がり。
 

さて、そしたらいよいよセッティング。

最初は完全にノーマル設定のキャブから始めようと思い、PJ 40 番、 MJ 102 番、ニードルクリップ中段から始めたんだけど、やっぱり 4000〜5000 回転のばらつきとトルクの谷が出て、あまりうまく無い。

PJ を大きくすると、エアスクリューを大きく開かないと安定しないので、逆に PJ を 38 番まで落としてみたが、やはり今イチ。

で、ほんと、色々と考えながら試していて見えてきたのが、やはりスロットルの開き始め、パイロットジェットじゃなく、メインジェットが効き始める辺りの混合気が濃いという事。

という事で、スロットルの開き始め、メインジェットの噴き始めのガソリン量を絞る事を主眼にセッティングをつめて行った所、次の設定でようやくまともな感じになった。

PJ 42 番、 MJ 100 番、クリップ上段、スクリュー 2.5 回戻し

メインジェットをノーマル 50cc の 102 番に対して 100 番と小さくし、且つニードルを下げる事で開き始めの吹き出し量が制限されたので安定したという所。

でも、まだ慣らしだから良いけど、この設定だと上を回し始めた時にガソリンが不足するだろうなぁ。

ガソリンが不足して回らないだけなら良いんだけど、混合気が薄すぎて温度が上がり、プラグやピストンが逝ってしまうといやだなぁ。

ジェットニードルをテーパーが違うものに交換すれば、ジェットを大きくしてもセッティングが出せると思うんだけど、残念ながら純正キャブ用のジェットニードルセットというのは売ってない模様。

後は液面を下げるという手も考えられるんだけど、純正キャブはプラスチックの一体型フロートで、液面調整というのは出来ない様になっている。
(もしかしたら、フロートが歪んで液面が高くなっているという可能性も考えられるなぁ)

となると、対策としては、社外品のキャブに交換してセッティングする事か。

う〜ん、とりあえず慣らしを終えて、上を使い始める様になってから考えようっと。

 
 
セッティング情報
MJ 112
PJ 42
クリップ中段
スクリュー 1回転
4000rpm〜 5000rpm で酷いパワー低下とばらつき。ちょっと使い物にならない。
MJ 108
PJ 42
クリップ中段
スクリュー 1回転
4000rpm〜5000rpmにトルクの谷とばらつき。
5000rpm を越えると吹け始める。
MJ 102
PJ 42
クリップ中段
スクリュー 1回転
5000rpm 手前にトルクの谷とばらつき。
5000rpm を越えると吹け始める。
MJ 102
PJ 42
クリップ上段
スクリュー 1回転
5000rpm 手前にトルクの谷。ばらつきはほぼ解消。
5000rpm を越えると吹け始める。
MJ 112
PJ 45
クリップ上段
スクリュー 3回転
4500rpm〜5000rpm にばらつきが有るが、トルクはちょっと太い。
5000rpm 辺りから吹け始める。
スクリューの戻しが多いので、基本的に濃いと思われる。
エアクリーナーを取ると 4000rpm〜5000rpmのばらつきがほぼ解消するので、その開度での吸気がうまくいかず、濃くなっているのか?
MJ 100
PJ 42
クリップ上段
スクリュー 2.5 回転

4000rpm辺りのばらつきはほぼ解消し、 5000rpm までスーッと吹き上がる。
5000rpm を越えるとパァーンと吹け上がり始めるが、まだ慣らしなのでそれ以上は未確認。

7000rpmを超えても回転は上がるがちょっと苦しい感じで、オーバーヒートしやすい。やはり上が薄い感じ。

MJ108
PJ42
クリップ上段
スクリュー 3回転

ならしが終わったのと、オーバーヒート対策で MJの番手を上げる。

4000rpm〜5000rpm にトルクの谷とばらつきが出るが、スロットルを開けてその回転域を超えてしまうとパワーがもりもり出てくると同時に回転も一気にレッドゾーンに突入する。

不満がでない限り、このセッティングでいくつもり。

MJ108
PJ42
クリップ上段
スクリュー 2.75回転
エアクリーナー無し

街乗り用にスプロケを前 16 丁後 40 丁に変えた事で、1/4 開度、4000〜5000rpm のばらつきが無視できないものになってしまった。なのでエアクリーナーを外したところ、きれいにばらつきは解消。

上は1万手前まですっと回るが、そこからが苦しくなる。ちょっと薄いか?

↓ここからノーマルチャンバ+大口径化キャブ+ファンネル
MJ110
PJ38
クリップ上段
スクリュー 0.5 回転
下が薄すぎる。エアスクリューをこれ以上開くと6千回転ぐらいまでが不安定。
上もちょっとパワーが出ていない感じ。
MJ112
PJ40
クリップ上段
スクリュー1.75 回転
下からトルクフルに回っていくが、エンジンが暖まってないと4000rpm辺りでぐずる。上もトルキーだが、9千回転超で振動が大きくなって、回転も頭打ち。
MJ110
PJ40
クリップ上段
スクリュー1.25回転
下から上まできれいに吹き上がり、上も1万回転超まで回るが、上のトルク感がちょっと薄い。
ノーマルチャンバーだとこの辺りが限界かな。
↓ここから LIBRA☆PRO パワフル BARK-SP チャンバ+大口径化キャブ+ファンネル
MJ112
PJ40
クリップ上段
スクリュー 1.5 回転
下から上まできれいに吹き上がり、パワーも出ているが、パワーバンドでのトルク感がちょっと薄い。
低速時のトルクはノーマルよりも出ている感じ。
MJ112
PJ40
クリップ上段
スクリュー 1.5 回転
1度進角
高回転でのトルクがアップ。そのかわり、最高回転数が 600〜700 程下がる。
MJ115
PJ40
クリップ上段
スクリュー 2.5 回転
1度進角
NJノーマル
高回転でのトルクがアップ。回転数も 11,000 辺りまで回る。
8番のプラグだと、9千超でしばらく回した後1万に飛び込ませると、失火を起こす。9番だと上が安定して回るが、低回転を続けると少しかぶり気味になる。
スピードも 90Km/h 超まで無理無く持っていけるので、この辺りがベストかな。