チャンバーの修理

 
1.はじめに
 

ノーマルチャンバーなら4千〜5千回転での酷いばらつきがでない事が分かったので、社外チャンバーを止めてノーマルに戻したんだけど、こいつは大分転け傷が激しくて、一部に穴があいている。

排気漏れを起こしたままで乗るのもなんだし、そこから滲んで落ちたオイルで滑って転けるなんて愚は冒したく無いし。

と言う事で修理決定。

問題はどうやって修理するかだけど、このチャンバーの鉄板は分厚そうなので、多分溶接して穴を塞ぐのが最適の方法。

でもサンデーメカニック三種の神器のうち、コンプレッサーとサンドブラスターは曲がりなりにもあるものの、溶接機は未だに持っておらず。

と言う事で、修理方法はパテ埋めするかアルミテープを貼るぐらいかだな。

しかし、さすがにテープを貼って誤摩化すというのはちょっと自分が許せず、パテ埋めする事に決定。

使うパテは色々調べた所、ホルツ等の自動車のマフラー修理用よりも、煙突修理等に使うセメダインの耐火パテが使いやすく耐久性もあるという事だったので、それを使う事にした。

 
2.後は塗るだけ、というか

まずはパテを塗る部分の錆をワイヤーブラシと紙ヤスリでガリゴリと落とし、パーツクリーナーで脱脂する。

後はパテで埋めるだけ。

ただ単にパテを塗るだけだと強度的に心配だったので、ホームセンターで買ってきたガラス繊維シートにパテを付けて貼付けた。

パテを盛ってから1時間も立たないうちに触れるぐらいに硬化したけど、一応次の日まで放って置く。

 
3.なんかガソリンの腐った臭いがすると思ったら

パテを乾燥させている間にキャブレターを開けてみる。

先日エンジンを掛けてみた所、ブスブス言って掛からず、掛かったと思ったら直ぐ止まるという状態だったので、取り敢えずエアー通して組み直してみようと思った。

ところが開けてみてびっくり。まるで長年放ったらかしにしておいたキャブの様に、緑色のドロドロしたものがスロージェットと言わずメインジェットと言わず、あちこちにこびりついている。

なんじゃこりゃぁ (@_@)

取り敢えず全部バラしてキャブクリーナーにつけ込んで洗浄。こんな時に頼りになるなぁ、ヤマルーブ。

きれいになった所で組み立て。

取り敢えず PJ 38 番、MJ 108 番のデフォルト設定にしておく。

 
4.一応問題なく

次の日、パテが固まってくっついているのを確認して、エンジンスタート。

先日ブスブス言ってたのがなんだったのか(って、キャブだろう)、あっけなくエンジンは掛かり、排気漏れもなし。

PJ も MJ も組んだままで特に問題なく、エアスクリューは 2.5 回転戻し。

社外チャンバーの様に上がパーンと乾いた音で回っていくという感じは無いけど、どの回転域でも特に糞詰る事も無く、ブワーンと回るので、これで十分使い物になるという感じかな。