プラグケーブル

 
1.はじめに

キャブレターはノーマルからノーマルの口径アップ版、そしてミクニフラットに。チャンバーは謎の社外品からノーマルに、そしてリブラ・プロのパワフルバークに交換してようやくセッティングが落ち着き、エンジンはパワフルに、よく回るようになった。

ただ、なぜか 9,700回転あたりで頭打ちになり、それ以上回らない。

進角させているのが問題かと思って戻してみたが変わらず、燃調を濃くしても薄くしてもほとんど変わらない。

このエンジン、というか、ボアアップキットのポート形状だとその回転数が限界なのかと思ったけど、一時的には 12,000 回転までスーッと回っていたこともあり、それは疑問。

で、現象的には 9,700 辺りまではストレス無くスーッと回り、9,700 を越えると急にリミッターが効いたようにバラバラボロボロとエンジンの回転が上がらなくなる。それ以上回らなくて苦しいというよりも、失火している感じ。

これはもしかして電装系の問題か?と思ってプラグ周りをごそごそやってたら、なんとまぁ、プラグキャップからプラグコードがスコッと抜けてきた。

こりゃほぼ間違いなくこのプラグキャップ周りだな。そもそもコードがガチガチに固まってたので手持ちのケーブルに無理やり交換して使っていたし、さすがに劣化が酷いだろうから、一式変えてしまうか。

 
2.交換
 

しかし、ごちゃごちゃしてるなあ。

HID のイグナイタやらモトイージーの回路ボックスやら、交換した左スイッチボックスからの配線やらタコメータの信号線やらがごちゃごちゃ這い回ってるので、あんまり美しくない。

カウルがあればカウル内に配置してしまうんだけど、ネイキッドにしたからフレーム内に収めるしかないしねぇ。

プラグキャップだけ変えようかという考えもチラリと頭をよぎったけど、古いパーツをせこく、後生大事に使い続けても仕方ないので、一式変えてしまうことにした。

ということで、次のパーツを購入。

  • Taylorのプラグキャップ付きシリコンプラグコード
  • NGKのレーシングプラグ(BR9EG)
  • CF POSHのレーシングIGコイル

交換完了。

プラグコードはセメダインスーパーXを塗布してコイルにねじ込んだ。

この接着剤、結構色々使えて便利(笑)

 
 
3.結果

推測がバッチリ当たり、10,000 回転を超えてもなんのストレスもなく綺麗にエンジンが回っていく。

ほんとにまぁ、今まで悩んでたのはなんなんだろうなぁという感じだ。