ISAアルミスプロケット

 
1.はじめに

だいぶ前からスプロケが歪んでいるのに気づいていて、交換したいとは思っていたが、やっぱりこういうのは壊れでもしないと踏ん切りがつかないというか (^^;

ところで、エンジンとサスの調子が良くなると、幹線道路を走っているときのスピードの伸びというか最高スピードがもう一つ足りない感じになってきた。

エンジンの回転は 5速、6速だと 10,300 回転ぐらいで頭打ちになるんだけど、その時に周囲の車に微妙について行きにくい。あと数キロスピードに余裕が欲しいというところ。

これは最終減速比をもうちょっと落とした方が良さそうだなぁと思い始めたし、前からスプロケが歪んでいたのも思い出したので、そろそろ交換することにした。

 
2.どれにしよう

まずギア比だけど、それまでがフロント 14丁、リア 37丁の 2.643 。

もうちょっとだけ高速よりに振りたいので、2.5 超にしたい。

となると、フロント 14丁のままで、リア 36丁(2.571)か、リア 35丁(2.500)。もしくはフロントを 15丁にして、リア 38丁(2.533)というところかな。

で、どうせなら鉄っちんのスプロケじゃなく、アルミの格好いいのにしたいなぁと思ってしまったので、なんか良さそうなやつを物色しはじめた。

SHIFT UPシフトアップ/#415 ハイブリッド ドリブンスプロケット
SHIFT UPシフトアップ/
#415 ハイブリッド
ドリブンスプロケット

いろいろ見てて、どうしても気になって仕方がなかったのが SHIFTUP のハイブリッドスプロケット。

インナーディスクがアルミ、アウター(歯の部分)が鉄でできていて、アウターを交換することで歯数を変えられるというもの。

その機能もさることながら、カタログで見る写真が、ガシッとしたアルミのインナーの周りを細い鉄の歯のアウターが囲んでいるという格好の良いもの。

難点は大きな丁数がないことだけど、最大の 36 丁ならまぁいい感じの減速比になるし、やっぱりデザインが気に入ったので、だいぶ高かったんだけど購入。

ところが、届いたものを見てびっくらこいてぶっ飛んだ。

大きいインナーの周りに細いアウターが付いているはずだったのに、小さいインナーの周囲に、分厚くごつく、そして重たいアウターがガシッと付いている。

幾ら何でもこれは違うわ、これは無いわと思って、袋すら開けずにそのままオークション出品となったのです。

で、目先のデザインに囚われちゃいけないと、心を入れ替えて買ったのがこいつ。 ISA のスプロケット。

XAM, AFAM, POSH, SUNSTAR 他色々見たけど、デザインで AFAM と ISA が残り、技術的な謳い文句で ISA に決定した。

って、結局デザインで選んでるやん (^^;

届いたものを見てびっくりしたのは、もう作りが半端なく丁寧。

ビシッとエッジが立った肉抜き穴、内側と外側との段差の削り方の綺麗さ、単に斜めにカットするんじゃなく、滑らかな弧を描いた歯の作り。

そして、軽い (^^)

先に買った SHIFTUP のハイブリッドが 560g と、ノーマルやキタコの鉄スプロケと比べてもむちゃくちゃ重かったのに比べて、この ISA が 160g 。もう全然違うわ。

これは、良いものだ。

   
3.これ、気になってたのです

NSR50 は、タイヤ径が小さいのとホイールベースが短いので、全後輪タイヤの見え方を左右で合わせる方法ではチェーンアライメントが取りにくい。

チェーン引きのメモリで合わせても、走ってるとイマイチすっきりしないというか、ずれてる感じがしてたので、この期にチェーンアライメントツールを買ってしまった。

 
 
4.付けた

付けました。チェーンがゴールドならもっと格好いいのかな(笑)

歯の形、溝の幅が精度良く作られているためか、ものすごく滑らかに歯とチェーンが噛んで行って、そして引っかかりなく離れていく感じがする。

いやぁ、やっぱりこれは良いものだ。

で、チェーンアライメントツールを使ってラインを合わせた訳なんだけど、チェーン引きのメモリで合わせた状態だと、びっくりするぐらいにタイヤが右に向いていた。

ああ、やっぱりという感じとともに、もしかしてスイングアームが歪んでるの? (^^;

肝心の走った感じは、目論見通り最高スピードがちょっと上がって、車の流れにちゃんと乗れる。

出足は確かにちょっと苦しくなった感じはするけど、低いギアで高速まで引っ張りやすくなったので、逆に走りやすくなったかな。

今のところもう、この減速比、このスプロケットで何の不満もなし。

ちなみに、今度 SRX のスプロケを変える時には、絶対この ISA を選ぶわ。