ホイールの塗り直し

 
1.はじめに

まずは極力ノーマル状態で、と思ってホイールは純正と同じく白で再塗装したんだけど、どうにもこうにも汚れが目立って仕方ない。

最初に入れた中古タイヤもスリップサインが顔を出したし、この機会にホイールを塗り直して、ベアリングも交換してしまおうと決意。

 
2.さて、頑張って再塗装

まずはベアリングを抜くべく用意したのがこれ。近所のホームセンターで売ってたコンクリートアンカー。

最初は本体をウォーターレンチプライヤーで握って締め付けたんだけど、全然力が入らないし、なんどやってもベアリングじゃなく、アンカーが抜けてしまう。

で、無い頭をひねった結果、アンカーの端をヤスリで削ってスパナが掛かる様にした。

これが大成功で、アンカーががっちりベアリングに噛んで、楽々と打ち抜く事ができたんだな。

 

使用中の車体につけているホイールを塗りなおすわけにはいかないので、予備のホイールを使う。

で、塗装を剥ぎ始めたのだが、黒で塗ってあると思いきや、その下から緑の塗装が (--;

この緑の塗装がものすごく分厚くて頑固。

どうもスプレーじゃなく、刷毛でドブっと塗ったような感じ。

うちの家庭用コンプレッサーと軟弱サンドブラスターでは歯が立たないので、ホルツの剥離剤をドブドブ塗って、ワイヤーブラシとカップブラシを駆使してでガシガシ擦って落とす。

 

最後に細かいところをサンドブラスターで仕上げたけど、もうここまででいいやと諦めた。

今度やる時はネオリバー使うわ (--;

で、塗装開始。

まずはプラサフ吹いて乾かす。

そしてイサムのエアーウレタンでガンメタに塗装。

   
3.ベアリングの打ち込み

ベアリングは水道管の接続パーツで打ち込めるって聞いてたんだけど、全然ダメどころか、ずれてベアリングのシールを曲げししまう事態に。

なので、圧入方式に変更。

適当な長ボルトと径の合うワッシャを使って押し込んでいくんだけど、打ち込みと違って綺麗に入っていく。

裏側は分厚い角ワッシャーを使ったが、NSR50 って3本ナットなので角ワッシャの角が一つ干渉する。
なので、ワッシャの角を一つ、干渉しないように金鋸で切り落として使用。

片側圧入完了。圧入は左右順番があるので注意。

反対側からディスタンスカラーを入れて、そっちのベアリングも圧入。

面倒だけど、ある程度圧入したら一旦外してディスタンスカラーとの隙間を確認し、再度圧入しての繰り返し。

新しいタイヤは IRC の MBR-750 。

今まで履いてた中古の BT601 は、雨の日と冬場に接地感が無くなってものすごく不安だったので、ストリート系のハイグリップタイヤをチョイス。

でも、BT601に比べてタイヤが入りにくく、大汗かいてしまった。

で、簡単にバランス取りして完成。

 
 
4.完成

白ホイールの時は線が細い感じだったんだけど、ガンメタにしたらゴツイ感じになった。

色でこんなにもイメージって変わるんだなぁ (^^;

IRC のタイヤはいい感じ。

もっと軽い感じかと思っていたけど、冷えている時からしっかりと地面を掴む感じがあるし、限界点はわから無いけど、ストリートでの接地感やハンドリングはBATTLAX よりも上じゃ無いかなぁ。

ただ、空気圧は気持ち低めが吉。

空気圧を高めにすると前後共落ち着きがなくなるというか、左右に持っていかれる感じがするというか、直進安定性が下がる。

もしかしたらチェーンラインが狂っているのかもしれないけど、それが顕著に出るという感じ。

でもまぁ、BT601 より、こっちの感触の方が好きかな。

 
 
5.後日譚

なんという事でしょう。というか、タイヤをはめる時から妙に塗膜が弱い感じがして気になってたんだけど、どうやらウレタンスプレーの硬化材がちゃんと混ざってなかったらしく、ブレーキクリーナーでディスク掃除したら、垂れた液で塗装が流れていくし、軽くこするだけで塗装が粉末のように指に付いてくる所が沢山。

これは、と思ってタワシでざっとこすったら、下からサフェーサーが顔を出してきてホイールが白くなってきた。

塗装に失敗しちった .... orz

という訳で、ウレタンは硬化時間が掛かりすぎるので、アクリル塗料で再塗装する事に決定。

使ったのはホルツのニッサン用チャコールグレーパールマイカだけど、色味はイサムのダークグレーメタリックと変わらない。

う〜っでも、ブレーキクリーナーとかチェーンクリーナーに負けないようにと思って高いウレタンにしたのになぁ (--;