サイドカバーの防水シール自作・交換 2008/1/12

 
1.はじめに

リアサスとタンデムステップのグリスアップをしたついでにエアクリーナはどうなっているかが気になり、確認のためにサイドカバーを外して覗いてみました。

エアクリーナー自身は新品に交換されていたので問題無かったのですが、サイドカバー内のゴムシール(防水シート[ 1JK-21732-00])が劣化して、カチコチに固まってしまっているのを発見。一部は割れて無くなっています。

あれあれと思って左サイドも開けてみると、こちらも同じようにカンカチコンに硬化してひびが入っています。

これはもうどうしようもないなぁと思ってフロントキャリパーのシールを注文するついでに見積もりを取った所、1枚 2,541 円(税込み)、2枚で 5,082 円というお値段。パーツリストじゃ 1,050 円だったのに、2倍以上の値上がりです。

そんなに出すんだったらキャリパーのピストンかマスターシリンダーのオーバホールをするぞ。でも割れたままにしておくわけにはいかないし。(電装系を水濡れから守っているので)

しばらく考えた後、それなら作ってしまえ、という事になりました。

 
2.防水シールの作成

まずは材料ですが、近所のホームセンターで買ってきた 3mm 厚、300mm x 300mm のゴムシート2枚。1枚 420 円で、合計 840 円です。

古い防水シールを型取りし、コピーを2枚作って切り抜き、ゴムシートにセロハンテープで止めます。本当はスプレー糊があったら良いんだけど、買ってくるのを忘れた。

後はカッターナイフで一生懸命切り抜くのですが、完全に切り抜かなくてもある程度の深さで切れ目を入れておけば後は手で裂くことができるので楽です。曲線部やくり抜き部はそうやって切り取りました。

また上部の左右に切れ目が入っている所は、割れ止めのために先端部にドリルで丸い穴を開けておきます。カウル付きバイクに乗っている人なら知っていると思うけど、こういった切れ目の先にはわざと穴を開けておいてそれ以上に裂けないようにします。(裂ける力を分散させるんですね)
もちろん元のシールもそのようになっています。

これがバキバキに割れている元の防水シール。

上部は曲がり癖が付いたままに固まっており、外すために伸ばそうとするとボロボロと割れてくる。一部は既に分離したり無くなったりしていた。

曲がって固まった元のシールをがんばって伸ばしながら写し取って作った型紙。

A3の紙がなかったので、A4の紙を2枚繋いで写し取り、切り抜き用にコンビニのコピー機で2枚作成。

これをゴムシートに貼って切り取り。

買ってきたゴムシート。

3mm を買ってきたけど、元のシールは 2.5mm ぐらいの感じ。

出来上がったシール。後は取り付けのみ。

 
3.できあがり

古いシールと交換しました。

おお、ぴったりぴったり。