グリップエンドの交換 2008/9/29 (10/26 更新)

 
1.はじめに

SRX は大排気量シングルだけあって走行中の振動が激しく、ちょっと回して走っていると、帰って来た時には手がびりびりと痺れているのが当たり前である。

これが SRX の乗り味だから仕方ないとは思いながら、さすがに家の鍵を開けるときにぽろりと手から鍵束が落ちるに至っては、もうちょっと何とかならんものかと考えてしまう。

調べてみると、フルモデルチェンジされた IV 型ではグリップエンドがゴムの入った物に変わっており、相当振動は押さえられる様になっていると言う事だった。
他に社外品もあったが、それらは全て重量軽減の為のアフターパーツであり、振動軽減どころか振動増加にしかならない物ばかりである。

それなら IV 型の物に交換したいがうちの II 型に付くかどうかが分からないし、と悩んでいた所、アホな親父は色々と居るもので(類友?)、遊んでいた IV 型のグリップエンドをしばらく借りる事ができた。

早速試してみた所、取り付けは問題なく(ただし 1cm 近く隙間が空くが)、振動もちょっと少なくなった気がする。

劇的に振動が減る事は無かったが、ぶん回したときのハンドルのぶれが大分収まっているように思えたので、中古を探して交換する事を決意。オークションで Get! して交換することにした。

 
2.さて、交換

グリップエンドだけでは出品されてなかったので、ハンドル込みで落札する。

グリップエンドはゴムもしっかりしていて状態はまずまず。

左が II 型の、右が IV 型のグリップエンド。

II 型のが鉄のかたまりの重量(慣性質量)で振動を押さえ込むのに対し、 IV 型のはゴムの先に錘を付ける事で、カウンターウェイト形式で振動を押さえるようにしている。

機能的には IV 型が上ながら、デザインは II 型の方が良いのが難点。

これがもとのグリップエンドを付けたハンドル。

デザインも色も一体化して美しいが、振動は激しい。

これが IV 型のグリップエンドを付けたもの。

色が合わないし、グリップゴムとグリップエンドとの間に隙間が開いてちょっと美しくない。

でも振動は少ない。

そのままではちょっと不細工なので、スイッチボックスごとグリップをちょっと端に寄せてみた。

少しは一体化した感じになる。

でも左のクラッチ側はグリップゴムがのり付けされているので、剥がさない限り寄せられない。

そのためとりあえず右側だけ。(その後、10/12 にボンドを剥がして左側も寄せた)

 
3.使い心地

交換してから 200Km 程の遠乗りと、街乗りを数回繰り返したが、元のグリップエンドに比べて手への負担が大分減った。

振動が無くなる訳じゃないし、低回転域での振動は逆に多いように思うが、振動が以前より柔らかい。

また 3,000 回転以上に回した時の手が振りほどかれそうになる振動は大きく軽減され、まともにハンドルを握ってアクセルワークが出来るようになった。

もちろん家に帰り着いてから鍵を落とす事も無くなったしね。