オイル交換 2010/4/27

 
1.はじめに

車検整備中。

オイル交換した。

ハヤシのおっちゃんとこは整備済み(もちろんオイル交換済み)で販売しているはずなんだけど、届いた時からどう見てもそんな感じのオイルじゃなく。
ちょっとばたばたしたりで色々あったしなぁ。
まあそれはいいとして、車検なのでオイルもオイルフィルターも交換する。

遠い過去、鈴鹿サーキットでバイトしていた時代から「カストロールの焼ける匂い」に憧れていたので、初めて買った SEROW 君から、4stながらもずっとカストロールを使い続けてきた。

あまり高いのも使えないので、SRXではGPS→Power1 4Tを使ってきたんだけど、どうも今イチ相性が良く無い感じで、エンジンの音はガサガサするし、夏場は熱ダレが激しかった。

なので何かいいオイル無いかと調べたり聞いたりすると、必ず出てくる MOTUL の 300V 。他にも WAKO'S のオイルが良いらしいけど、如何せん高い。MOTUL に至っては、 3,500円/L で、とてもじゃないが妻子持ちには無理。

ヤマハの純正オイルの上の奴も良いらしいんだけど、これも高いし、ハヤシのおっちゃんの所の YACCO はマイナー過ぎて売ってないし。

で、色々探した結果、最近露出が多くなってきた PANOLIN というブランドと、安くて有名な MOTOLEX が良さそうな感じ。

MOTOLEX は使っている人も多いし、安いやつを頻繁に替えても良いかなぁと思ったけど、マイノリティーの私としては(笑)あまり人の使っていなさそうな PANOLIN を試してみたくなっちゃった。

と言う訳で、オイルは PANOLIN 、グレードは「 4T SYNTH 15W/50 ストリート」を選択。

SRX にフルシンセティック(100%化学合成)オイルはいらんだろうなぁと思いながら、たまには良いかと思ったのと、これから暑くなって来るので、固めの 15W/50 を選択。

パノリン:PANOLIN/SYNTH 15W-50 [1L] ストリート アルバ:ALBA/オイルフィルター
パノリン:PANOLIN/SYNTH 15W-50 [1L] ストリート アルバ:ALBA/オイルフィルター SRX600
 
2.オイルとフィルターの交換

Webike にブレーキパッドと一緒に注文したんだけど、ドレンボルトパッキン(ワッシャ)が欠品というのが分かるのに1週間近く掛かり、商品が届くのに2週間近く掛かってしまった。

またオイル処理箱を注文し忘れていたので近所のオートバックスに買いに行ったのだが、4.5L用しか無く、且つお高いのを買う事に。

まずは上のオイルタンクから古いオイルを排出。

SRX 乗りが誰も見た事無いという幻の工具「オイラー」を、ご多分に漏れず私も見た事が無いので、牛乳パックで代用。

上からの排出が終わったら、次は下のドレンから抜く。

SRX の場合、あまり完全にはオイルを抜かず、ある程度オイルが出なくなったらさっさとドレンボルトを締めてしまう。

長時間ドレンを開けっ放しにして完全にオイルを抜いてしまうと、このドレンの反対側にあるオイルポンプがエア噛みしてオイルを送れなくなってしまうらしい。

 

オイルフィルターも交換。

前の SRX だとオイルクーラーからオイルが降りてきてごぼごぼ溢れてきたんだけど、オイルラインを替えているのであまり溢れて来ない。

中をウェスで簡単に掃除して、フィルターを取り付ける。

今回使用したのは ALBA の G-006 。

一番安いやつだけど作りもきれいだし、交換のゴムパッキンも付いていてお得感は高い。

K&N とかデイトナも使ったけど、こいつが一番純正っぽくっていい感じかな。

新しいオイルを 2.1L 程入れて、 PANOLIN  のシールを貼って(笑)作業完了。

 
3.できあがり

で、この PANOLIN というオイルを試してみた感じだが、一言でいうと、

固い

この一点につきる(笑)。

特に低回転域においてだけど、エンジンが一発一発、ドンドンドンドンと爆発している感触が強くなった。

今までは低回低域はヌルヌルヌルヌルと、あまりトルク感無く回っていたので、ここは大きな変化。

またタペット音等は大きめ。

シフトフィールも固く、最初は入り難かった。しばらく走って馴染みだすと、カチッ、カチッとした感じになって、まあまあ。
でも、1速→2速のシフトアップは気をつけないと、失敗する事がある。

う〜ん、このオイルは 10W/40 の方が良いのかもしれない。もうちょっと様子見。

 
4.オイル漏れ

ところがだ、ちくしょうめい!ドレンボルトからオイルが滲んでいるじゃないか。

ひとっ走りして帰ってきて、ふと左足元を見るとふわっと白い煙が上がる。
何かと思ったら、滲んだオイルが熱くなったチャンバーに落ちて煙になっていた。

拭き取って増締めして様子を見たが、じんわりと滲み出ているのが止まらない。

放って置いてもオイルが無くなるような物じゃないけど、やっぱりすっきりしないし。交換するにはドレンボルトを抜かねばならず、ほんなら交換したばかりのオイルも抜けてしまうので困ったもの。

オイル受け皿で受けて、再度注ごうかとも思ったけど、サイドから抜くので抜き難いし。再利用も気分的にすっきりしないしなぁ。

と、色々悩んだ結果、SRX はドレンボルトが横についているので、バイクを横倒しにして交換する事にした。

と言う事で、新しいドレンボルトを買ってきた後、ガソリンタンクとバッテリー、右のミラーを外し、ウィンカーを緩めた後、柔らかい芝生の上に段ボールを敷いて、 SRX を横倒し(重い (>_<) )。

これが問題のドレンボルト。

オイルがじわっと滲み出ている。

買ってきたのは KITACO のアルミドレンボルト。税込み 1,260 円なり。

SRX 用の「D−2」と言うやつで、サイズは14mmのピッチ1.5。一応磁石付きらしい。

もうちょっと安くで磁石付きの鉄製もあったけど、どうせならと、見えない所なのにドレスアップ(笑)。

オイル漏れする事も無く、難なく交換終了。

このドレンボルトの方がカチッと締まる感じがする。

また前のドレンボルトのヘッドが 19mm なのに対して、このドレンボルトは 14mm なので、ラチェットのヘッドがオイルパイプと干渉し難く、作業が楽。

これが問題のあけ損なった穴。

フランジボルトじゃないので、ボルトのヘッド部分でワッシャをしっかりと密閉しないといけないんだけど、穴の分隙間が空く。

また、下にちょこっと移っているワッシャを見たら分かるように、この穴のおかげでワッシャが削れて、密着度が落ちている。

クラッシャブルワッシャならちょっとはましだったんだろうけど、根本的にこれじゃなぁ。

で、交換を完了して何日か様子を見たけれども、オイルの滲みは全く無し。きれいなものである。

まあ、それが当たり前と言えば当たり前の状態なんだけどね。