オイルタンクのポリッシュ 2013/7/28

 
1.はじめに

前の SRX の時から錆と汚れが気になっていたオイルタンク。

いつか磨いてやろうと中古品を手に入れて、取りあえずサンドブラストで汚れや錆を落としてはいたのだが、本格的な磨きは時間も取れず、中々手を出せずにいた。

だが、アパートであまりにも暇だったのと、バイクに乗れずに悶々とした日々が続いた結果、どうしても何かバイクいじりがしたくなってきて、漸く作業を開始する事にした。

 
2.これがまた手間が掛かる掛かる

磨き始めたのは良いのだが、とにかくもう、元々の状態が思いの外悪いというか、サンドブラストで表面に残っていたクリアや汚れは落ちていたのだが、腐食が結構激しく磨いても磨いても磨いても磨いてもその痕が取れない。

最初は丁寧に 600番の耐水ペーパーで磨いていたけどらちがあかず、最終的には 180 番と 240 番でガリゴリ削り落とす事になった。

細かい所を削る為にゴム砥石も買ってみたのだが、粗すぎると思っていた 180 番でも細かくてすぐに目詰まりしてしまう。40 番ぐらいを買うんだったと後悔。

結局はほとんど 240 番の耐水ペーパーで表面の腐食を落とし、 400 、600、800、1000、1500、2000 と仕上げて行った。

2000 番の耐水ペーパーで仕上げた状態。

ピカピカではないが、渋めの仕上がりで、これはこれで結構良い感じ。

そのつや消し状態で以降かなぁとも思ったんだけど、何となくコンパウンドで磨いてみたらこれまた良く光ってくれる。

それを見て、これはっと、ムラムラッとよけいな気持ちがわいて出てきてしまった。

そう、ご多分に漏れず、青棒で磨いてみたくなった訳だね。

と言う訳で、ヤフオクで青赤白のセットを落札してしまう。

リューターにバフを付けてちまちまと、赤、白、青の順番で磨いてみた所、これがまた光る光る(笑)。

耐水ペーパー仕上げでも十分だと思っていたんだけど、一度この光り方を見てしまうとあかんねぇ。

と言う訳で、磨いてしまった。

リューターじゃなく、ハンドグラインダーにバフ付けて磨いたらもっと楽に、もっとムラなくし上がると思うんだけど、まぁ素人作業だし、これで十二分。

ちなみに、側面とか奥の方は組んでしまうと見えないので、全然磨き方に気合いが入ってなかったりする。

ヤマハのキャブクリーナーで細かい所に残っている汚れを溶かし、洗剤で洗って乾かした後に、ウレタンクリアーを噴く。

クリアが乾燥した所で合体。

手持ちの液体ガスケットが固まってしまっていたので、ホームセンターでバスコークを買ってきて代用。

   
   
3.取り付け

さて、では交換。

まずはオイルを抜いて、エンジンと接続されているパイプを外す。

ちなみにこいつは社外品のオイルクーラーが、オイルタンク→オイルポンプ間に入る様にオイルラインを変更してある。

で、オイルタンクを外そうとして、SRX のタイトな作りの洗礼を受けた。

このオイルタンクの取り付けステーが数ミリというレベルで干渉して、オイルタンクが抜けない。

構造上右サイドに抜けるようだし、エンジンにも干渉をさける様な切りかきが作ってあるというのに、このステーが本のわずかに干渉して、すんなりと抜けない。

仕方無いのでちょっとガリガリ言わせながら、無理矢理引っこ抜いた。

オイルタンクを外した後によくよく見ると、問題のステーは外れる様に作ってある (--;

これを外さないと、絶対に干渉する様な作りになってるんだ。

SRX、恐ろしい子...。

で、ステーさえ外せば、見事なまでの微妙なクリアランスでオイルタンクがスルスルっと納まる。

ヤマハの設計者、すごい (*_*)

ホース類を元に戻し、エンジンオイルを入れ直して作業完了。

いやぁ〜、きれいですね(笑)

 
 
4.疲れたぁ〜

交換時に漏れたオイルを拭き取って、走行した後に落ちてきた残りのオイルを拭き取って、しばらくオイル漏れが無いかを監視。

合わせ目やホースジョイントからの滲みも特に無く、これで無事完了かな。

今までは何となくこのタンクあたりが薄暗いと言うか薄黒いと言うかの感じだったんだけど、交換後はすっきりした感じがする。と言うのは、いつものフラセボ効果か(笑)