オーバーホールその3(たくさん) 2020/11/2

 
1.はじめに

エンジンまで下ろしたので、この機に色々やるというか、色々やらない所が見つかるというか。

ガレージがあれば全バラしてフレームの再塗装までしたい気分だったけど、とにかく露天でできる限りやる。

上部のボルト穴部分が割れていたエアクリーナボックスを交換。

これがもう大変な作業で、テールカウルとリアフェンダーに加えて、リアタイヤとマスターシリンダを外さないと交換不可能。

ただ、これを交換して分かった事がある。
キャブレタを外す為にエアクリーナーボックスを後ろにずらすんだけど、実はエアクリーナボックスとリアのマスターシリンダが干渉している。また吸気口の蓋もフレームに干渉するので、この二つを、場合によってはリザーバタンクも外さないとエアクリーナーボックスが後ろにずれない。

今までキャブを外そうにもエアクリーナーボックスが後ろに上手くずれなかったのはこの所為だったんだ。

エンジンを載せてる。

代車に乗せたエンジンをフレームの下に持ってきて、タイダウンベルトで吊り下げる。
後ろ側はエンジン本体に、前側はハンガーボルトを差し込んで、それにタイダウンベルトを絡めて吊り下げ、代車を抜いたらジャッキを噛ませて支え、ジャッキで上げてはタイダウンベルトの位置を調整しながら少しずつ締め上げるを繰り返して持ち上げ、位置を合わせてリアのハンガーボルト2本を差し込む。

そうしたらタイダウンベルトを外し、サブフレームを取り付けて、ジャッキで位置を合わせてフロントのハンガーボルトを差し込む。

後はエンジン上部のハンガーを取り付けて、エンジンの搭載完了。

オイルクーラやらの取付け。

前に磨いたオイルタンクも大分錆が浮いていたので、この機に磨き直し。

オイルタンク取り付け。

以前に作りかけて放り出していたサイドカバーも作成。

キャブレタは中も外も汚れていたので、分解清掃。

二つのキャブレタを繋ぐパイプがひび割れていたので、ビニールパイプで代用して組み立て。

キャブレター搭載。

インマニは新品。エアクリーナボックスと繋がるパイプはもう手に入らないので再利用だけど、エアクリーナボックスのずらせ方が分かったので、すんなりと取り付けられた。

スイングアームも酷く汚れている。

なので外してウレタンのシルバーで再塗装。
本当はパウダーコートしたいけど、そんな予算は無い。

リアブレーキはもうパッドの残量が無かったし、スイングアームを外したりしたついでに軽く分解掃除。

シールは問題なかったので、再利用。

油圧スイッチが壊れてたり、ブレーキホースも怪しかったので、Amazonで機械式スイッチを買って(もう純正は出ない)、手持ちのブレーキホースに交換して組んだ。

ブレーキパッドは勿論カーボンロレーヌ。

穴の開いたマフラはメルカリで中古を買った。

付いてきたエキパイは綺麗だったけど、凹みがあったので、自分のを磨き直して付けようと思ったんだけど、焼き付きが全く落ちず。

サンポールと12V電源を使って電解研磨もやってみたけど、焼き付きは取れても表面が荒れてしまってザラザラになる。

と言う訳で、付いてきたエキパイを使用。

ほぼほぼ完成。漸くここまで来た。

で、エンジンが掛けられる状態になったので、恐る恐る掛けてみた所、エンジンは掛かるものの「ガチャガチャガチャ」と物凄い音がする。

調べたら、完璧に調整した筈のタペットクリアランスが無茶苦茶だった(なんで?)

調整し直したら静かに回転するようになったけど、一瞬今度はエンジン毎ハヤシに送らないといけないのかと思ったよ (--;

タンデムステップのステーを塗り直す為に、ピポッドピンを削り飛ばしたので、代わりとなるピンを購入。

タンデムステップ完成。

おまけとして、ブレーキランプの光量アップにこんなのを付けた。

LEDのダブル球の光量さがあんまり無くて、以前の車検の時に、検査員の兄ちゃんに「ん?もう一回ブレーキ握って」とか言われたのが気になってたのよね。

しかし、GWに車検に持って行こうと決心して整備を始めてから半年余り。漸く車検に持って行ける状態になったのです。