CarPlay 端末 2023/7/15

 
1.はじめに

ドラレコとスマホホルダを付けているけど、ハンドル回りがごちゃごちゃして重苦しい。
また、スマホホルダはレンズの出っ張ってないタイプしか付けられないので iPhone 13 は取り付けられず(ダンパもないので、取り付けるとカメラがやられるし)、昔使ってた iPhohe6s を取り付けて、iPhone 13 でテザリングして使ってたんだけど、毎回テザリングするとか、新しいヘルメットを買った後、インカムがどっちに繋がってるのか訳が分からない状態になったりで、使い勝手がイマイチになってた。

ドラレコをバックミラーモードにした時に、画面が小さくて何が映ってるのかがよく分からないと言うのもあるし、いっその事、スマホホルダに取り付けた iPhone がドラレコになるとか、ドラレコ付きの CarPlay 端末なんてあったら最高なのになぁと思ってたら、出た。

デイトナのモトスマートモニター。

ただ、こいつにはリアカメラしかなく、ドラレコじゃなく、バックミラー(リアモニタ)替わりになるというものだった。(惜しい)

それがあるのなら、同じ様なのが Aliexpress にはあるんじゃないかと思って探したけど、単なる CarPlay 端末ばかり。

でも、1機種だけあった、Karadar MT5003 って奴。

前後カメラのドラレコ付きの CarPlay 端末で、リアモニタにもなる。
ドラレコの機能としては最低限で、前後のループ録画と衝撃検知時のファイルロックがある程度で、駐車時監視機能は無い。
と言っても、バッテリーが上がるから、その機能はあっても使わんしなぁ。

GPS も無いので位置記録も出来無いけど、iPhone との連動で時刻のズレは無いし、どうしても必要なら、iPhone 側のライフログと照らし合わせて場所を確認する事は出来るし。

と言う訳で、買っちゃった。

 
2.付ける

今まで付けてたドラレコとスマホホルダを外して、代わりに新しい CarPlay 端末を取り付ける。

本体は、ドラレコを付けていた自作ステーがほぼそのまま使えた。
また、フロントカメラも以前のと交換するのみ。

リアへの配線も、今までは電源、リアカメラ、GPSアンテナ、そしてスマホホルダの電源を引っ張ってたけど、電源とリアカメラだけになって、ちょっとスッキリ。

今まではナンバープレートにステーを挟み込んで、左右にリアカメラと GPS アンテナを取り付けていたけど、GPS アンテナが不要になったのと、その場所だと、エンジンの振動で画像のぶれが激しいので、ウィンカーに共締めするべくステーを作成。

取り付け完了。

 
3.所感

画面でかい。思った以上に存在感がある (^^;

当初、インカムと iPhone の2台共、この CarPlay 端末とペアリングするもんだと思ってたんだけど(他の機種はそうだった)、実際には、 iPhone とこの CarPlay 端末をペアリング(CarPlay 接続)して、インカムは iPhone の方とペアリングさせる。

また、そのままだと CarPlay 端末のスピーカーから音が出るので、端末側で iPhone から音が出るように設定してやらないといけない。

この辺りが説明書を読んでもイマイチピンと来ず、加えて機器をリブートしないと設定が上手く反映されないとかもあって、非常に悩んだ、ってか、買って失敗したよと思った。

CarPlay としては問題なく動作するんだけど、対応しているアプリが意外と少なく、機能的にも制限されていたりするのが予想外だった。
特に Radiko が出てこなかったのは結経ショックで、これなら iPhone 6s をスマホホルダに付けたままで良かったんじゃね?と思ったぐらい。

色々調べたら、Radiko はアイコンは出てこないけど、iPhone 側で起動すれば CarPlay ダッシュボードで操作出来るというのは分かった。なので取りあえずは使えるんだけど、有料で良いからアイコンとアプリ画面をサポートして欲しいと思う。

そして設定も終わったので、ちょっと桑名の方まで一っ走りしてきた。ここでもう、色々トラブル噴出。

まず、Yahoo! カーナビと相性が悪く、目的地検索が CarPlay 側で上手く操作出来ないし、走り始めて間もなくフリーズ。
本体をリブートして復活したけど、ボタンが反応しないとか、イマイチまともに動かない。

それでもなんとか動き始めて案内を続けさせてたけど、途中からナビアプリが再起動して縮尺が変わったり、CarPlay アプリ自体が再起動して、ダッシュボード表示になったりカーナビアプリがフリーズした状態になったりで、使い物にならず。

仕方ないので道案内をマップに切り替えたけど、これも CarPlay が再起動して縮尺が変わったりの連続。
それでもまぁ、Yahoo!カーナビと違い、再起動してもアプリが復活して案内を続けてくれるので、目的地にはなんとか到着。
でも、帰りには端末本体がフリーズして、SAに入って電源を入れ直すまでは無反応...orz

これは堪らんなぁと思ってショップに連絡したら、取りあえず最新のファームウェアを送ってくれた。

それに入れ替えたら、Yahoo! カーナビは正常に動作するようになったけど、やっぱり1時間程度で CarPlay アプリの再起動が始まる。う〜ん。

猛暑の中を長時間走っているので、もしかしたら熱暴走かもしれないと思って(ならば、CarPlay アプリだけじゃ無く、本体そのものがフリーズか再起動しそうなものだが)、先ずは日よけを作ってみた。

効果は微妙。

リブートが始まるまで時間が掛かるようになった気がするけど、リブート自体は治まらない。

で、次に背面に小さなヒートシンクを沢山貼り付けてみた。

まだ長距離を走ってないけど、130キロ、2.5時間程走った限りは、リブートは発生していない。

アプリに道案内させた状態じゃ無く単に Google map を表示させただけと、今までと条件が違うのでなんとも言えないけど、これで治まってくれるのなら嬉しい。


2023/10/5 追記

CarPlay のリブートの原因判明。悪さをしているのは radiko だった。

radiko を起動してないと、Google map も純正のマップも全然問題なく案内し続けてくれる。
ただ、Yahoo!カーナビはダメ。Yahoo!カーナビを使っていると、暫くしてリブートが始まる。

また、ミュージックやポッドキャストアプリも問題ない。要は、純正や、世界レベルで共通なアプリだと問題ないっぽい。

ただ、Google map は、急速等で一旦停止すると、再度案内を開始しないといけないとか、純正マップは地図表示がイマイチとか、微妙に使いにくい。

と言う所で新しく現れたのが、パイオニアのナビアプリ、COCCHi 。
CarPlay で使うには有料版が必要だけど、地図のスクロールが爆速だし、地図も見やすいし、動作も安定しているので、いきなりメインナビアプリに採用。

ただしまだ荒削りで、目的地の検索が弱いし、高速優先や一般道優先と言った道路指定が出来ず、車両設定も車のみ。

この辺り、今後に期待。


2024/5/8 追記

Yahoo!カーナビが大分対策されて、ほぼ問題無く動作するようになった。

ただ、案内途中で一度電源を落とすと案内が止まり、案内先も忘れてしまう。なのでSAや道の駅で一休みした後、再度設定してから走り出さないといけない。

その際に検索履歴から案内先を復帰させようとすると、無反応。一旦接続を切って iPhone 側で操作しないといけないとか、ちょっと致命的な使い勝手の悪さがあって、結局やっぱり COCCHi を継続使用。

COCCHi も Google Map から検索結果が連動できるようになって、大分使い勝手が上がったけど、相変わらず一般優先とかが設定できないのがちょっとなぁ。