ブレーキマスター交換(GALE SPEED) 2026/5/23

 
1.はじめに

ブレーキの効きが悪くなってきたというか、立ち上がりがイマイチ弱い感じになって来たのと、なんか思いっきり握らないとあまり聞かないというか。ENDLESS ってこうだっけ?減ってきた?もっと立ち上がりの良い奴に変えた方が良いの?とか思ってたんだけど、ブレーキレバーが固いゴムを握り込むようでちょっとグニャグニャするし、思いっきり握るとグリップに着いてしまうし。

これはちょっとおかしいなぁと思って、チャッピーさんにも聞いて見たら、やっぱりマスターの劣化が一番疑われると帰ってきた。

記録を手繰ると、Accossato のマスターシリンダに交換したのが 2010年の末。もう丸15年、ノーメンテで使ってる。

これは拙いなぁと思って調べてみたけど、Accossato は使い捨てが基本のようで、オーバーホールキットがどこにも無い。
輸入元でオーバーホールできると言う話を聞いたことがあるけど、調べてもよくわからないしなぁ

でも、さすがにこのまま使っていると死ぬかもしれんと思い始め、交換することにした。

また Accossato にしようかと思ったけど、結局使い捨てになるし、Brembo は高いし。Frando は悪くないけど、SRX のフロントマスタに Frando かぁと思ってたら、チャッピーさんが GALE SPEED という選択肢を出してきた。

Accossato や Frandoが 昔ながらの brembo と同じ形状なのに対して、GALE SPEED は brembo の RCS モデルと同じ、支点距離の変更ができるタイプ。加えて、brembo が18mmと20mm の2段切り替えなのに対して、GALE SPEED は 16mm から 18mm 野間で 0.25mm 単位に切り替えができる。

価格は brembo > Accossato ≒ GALE SPEED >> Frando って感じ。

国産品で、補修部品も手に入りやすいし、これは GALE SPEED だな。

 
2.取付け

買った。GALE SPEED の VRC、ピストン径16φで、レシオを 16mm〜18mm で調整出来るタイプ。

クランプは逆ネジのミラーアダプタータイプ。ボルト2本じゃ無く、1本で留める。

作りは、Frando の様なチープさは無く、Accossatoの粗さすらデザインの一部に見える工芸品のような感じも無く、良くも悪くも丁寧に作られた日本製って感じ。

ご多分に漏れず、こいつもブレーキスイッチは無い。

でも、Frando や Accossato の様に、油圧で良いでしょうではなく(Frando は油圧スイッチ付きバンジョーボルトまで付属してた)、本体にネジ穴もあり、ブレーキレバーにもスイッチを押すための羽根があり、純正の機械式スイッチが取り付けられるように作られている。

ただ、このスイッチが非常に高価な上、直ぐ壊れる、消耗品だと評判が悪いので、自作することにした。

と言う事で、防水のマイクロスイッチを買って、厚紙で型取り。

型紙から、2mm のアルミ板で台座を作り、スイッチにワイヤをハンダ付け。

マスターにスイッチを取り付け。

ピポッドピンのロックナット(M6)と、本体に開いてるネジ穴に、M4 6mm の超低頭ボルトを使って固定。ネジ穴の方に使ったのは、M4 6mm の超低頭ボルト。

純正のスイッチは横方向にワイヤが出てるけど、それだと邪魔になるので、縦方向に出る様にした。

マスターを交換。Accossatoよりちょっとスリムで、少しだけ余裕を持って取り付けられる。

リザーバータンクのニップルがストレートで(Accossatoは90°曲がり)、出ている位置も少し違うので、ステーの捻りを修正してタンクの位置を調整し、ホースも新しいのに交換。

ブレーキレバーがスイッチボックスと干渉しないか心配だったけど、フルードが空の状態で目一杯引いたら当たるものの、フルードを満たした状態でそこまで引き切ることはないので問題なし(ってか、引き切っちゃったらオーバーホールが必要)

そして、フルードを入れて、エア抜きして、作業完了。

外す時にマスター側のフルードを抜いただけなのもあって、エア抜きはマスター側のブリーダーからだけで済んだ。

   
3.さて、使い心地

ピストン径は Accossato と同じ 16mm だし、支点距離も Accossato と同じ 18mm に設定したんだけど、これだとレバーの動きが少なく、握った時の感触も固く、カックンブレーキ気味になるので、17mm に変更して試走。

なかなか良い感じで、コーナー入り口でブレーキを握ると、スッとフロントフォークが沈むのが分かり、フォークの沈み具合が調整出来るという微妙なコントロールができる。

いや、これは面白い。

ただ、ちょっとブレーキが神経質で効きすぎる感じなので、16mmに変えてみたんだけど、これだとレバーの引きに対するブレーキの効きが弱い感じがして、最終的に 16.5mm に落ち着いた。

これで、この位レバーを引いたらこの位ブレーキが効くだろうという、引きと効きの感覚が一致する。

でも、もう少し効きが強くても良いかもしれないので、16.75mm に今度変えてみる。こういう微調整が出来るのが、このマスタのいいところだなぁ。

ただ、その調整ネジだけど、クリック感が乏しくて、どの位置にあるのかが非常に分かりにくい。レバーの遠さを調整する方のネジはきちんとクリック感があるのになぁ。これだけが残念。