ただいま設計中1

1.ただいま設計中 (2006/1/21)

最初の設計案だと今イチピンとこず、2回目の設計案では広すぎて、庭は取れないし建築価格も高くなりすぎる。

3度目に「試しに作ってみて」とお願いしたアルムヒューブスタットの図面を見て「これだ!」と思う。もう一目惚れの状態であったが、詳細を確認して行くにつれ、2階に洗面台どころかトイレスペースが無く、寝室も狭く収納スペースも取れない事が判明していく。あれこれいじってどうにかならないか散々検討するが、結局はどうあがいても無理な物は無理だと気づかされるだけ。夫婦二人で生活するか、子供が女の子一人しかいないというのなら何とかなりそうだったが、男の子二人だとどうにもこうにも。

アルムはあきらめきれないながらも、次に出てきた設計案が結構こなれており気に入り、これをベースにして詰めて行く事にする。

2.以前より予算オーバー (2006/2/2)

4度目の設計案は家の中心にコの字階段があってその周囲を廊下が囲んでいるという設計で、家事動線がよく、お客さんがいる時といない時の動線の使い分けや目隠しが上手くできそうで気に入った。そこでその案で1/50の図面を引いてもらって金額の見積もりをしてもらう事にする。

図面が出来上がるのを待つ間に、キッチンやバス、トイレ、洗面等の検討のためにショールーム巡りをする。INAXタカラスタンダードTOTOヤマハリビングテック等を見て、輸入システムキッチンのカタログを眺めた結果、奥様の現在の第1候補はヤマハのシステムキッチン。色が奇麗でデザインがかわいい、食器棚も使いやすいというのが理由。次の候補は TOTO で、デザインが奇麗で使いやすそうだから。その次はタカラだが、これはホーローが手入れしやすそうだからというだけで、20年前から変わらない様なデザインは今イチ気に入らない。 INAX は何かピンとこないし輸入キッチンは憧れるが、価格が高いのと使い勝手に不安があるそうだ。

そうこうしているうちに図面と見積もりが上がってくるが、見積もりを見て愕然とする。

以前より金額が上がっているではないか。

前の金額では無理があるから、それより落とさないと契約できないと言っているのに...。だから再設計をおこなっているのに...。

見積もりの詳細を確認すると、当然の事ながら外構の工事費は入っていないし、エアコンや照明等の電気設備も入っていない。風呂もしょぼい。必要な追加費用を考えると、予算オーバどころの騒ぎではない。設計の方は「金額オーバなら仕様を落とせば」と言うが、小手先の変更で何とかなる様な額じゃないと思うのだが。また「要望されている物は全て入っています」とも言うが、優先事項は予算で、その中で設計する事を望んでいるのにぃ。

とにかく、再度顔を合わせて検討だな。(う〜ん、疲れる)

3.ようやく契約だが (2006/3/23)

とにかくまずは意識合わせをするべく、2/18(土)に家に来てもらって話し合い、どれだけの金額で家を建てるのかをはっきりさせる。それを持って、次に2/21(火)の午後から会社を休み、スウェーデンハウスの支社に出向いて設計のF氏と営業のS氏と一緒に家の大きさや間取りを検討する。
この日でほぼ適度な大きさと結構良い間取りができたので、3/7(火)の午後から再度支社に出向き、1/100の図面と外観図を確認。またキッチンや内装材等の仕様をほぼ決めて、見積を出してもらう事にする。

一週間程して見積もりが出来上がり、3/16(木)に営業のS氏が家に持ってきてくれる。出てきた価格は予算を100万程オーバしているが、別途予算で考えていた暖炉周りの工事分を含んでいるのとキッチンをオーバスペックで見積もっているため、実際にはほぼ予算通りである。という事で、やっとこれで行けそうになったのでようやく土地を契約する事にする。

3/20(月)、夜の9時からいよいよ土地の契約。宅検資格者と営業S氏の2人でくるという事だったが、支店長も含めての3人でこられる。深夜0時までかかって重要事項説明書と不動産売買契約書の内容説明を聞き、気になる点を根掘り葉掘り聞いてようやく売買契約書に判子を押す。「あ〜あ、とうとう押しちゃった」と踏ん切りの悪いA型はちょっと後悔の念が入るのであった。

最後にモデルハウスへの体験宿泊の打ち合わせ(本来なら契約前に体験宿泊するつもりだったのだが)の話が出たところで、突然支店長より営業のS氏が3末を持って家庭の事情で退社されるとの爆弾発言。こちらとしては寝耳に水でびっくり。また、まだまだこれから色々と相談して行かなければならないという時に、新しい営業さんと一から話をしなければならないのは非常に不安だなぁ。

4. 詳細設計開始 (2006/4/14)

土地の契約も終わったので、いよいよ本格的に設計開始。

4/1(土)に一家そろってスウェーデンハウスの支社に出向き、間取りと設備を打ち合わせる。間取りはほぼ前回と同じだが、玄関を広くして納戸も確保するために玄関周りを小規模変更。また洗面台と洗濯機の位置を入れ替えたりパントリー(食品庫)のサイズを変更したりする。フローリングは一二階とも無垢材を入れようと思っていたが、取り扱いをはじめたばかりのの低価格フローリングの質感が結構良かったので、予算の都合もあって取り敢えず二階はそれを入れる計画とする。

4/6(木)の夜から4/7(金)に掛けて、本来なら契約前に済ませるべきだとは思いながら、モデルハウスに泊まって実際の住み心地(遮音性や暖かさ等)を確認しに行く。また、まだガスにするか電気にするかを悩んでいたので、IHクッキングヒータの使い勝手を試す為に食材を少々持ち込む。

実際に泊まってみた結果、やはり確かに静かで暖かい。これは間違いないが、パーフェクトでない事も分かる。夜、静かになると少しは車の音が聞こえるし、寝る時には暖かかった部屋も朝方は少し肌寒く感じるなる。(普通の家と比べたら「聞こえないし寒くない」という方が正しいが)

また色々な人も書いているが、家の中の音は結構伝わる。リビング階段になっていた事もあり、階下のテレビの音は丸聞こえだし、階上で子供がバタバタ走り回っている音も実によく聞こえる。これは要チェックポイント。

IHのクッキングヒータは、最初は火が直接見えず、目盛りで火力を調整しないといけない事に奥さんは戸惑っていたが、使いはじめると火力はガスと遜色無く、何よりも掃除があまりにも簡単な事が気に入ってしまった様子。フライパンを持ち上げるとスイッチが切れると聞いていたので、それは困るよなぁと思っていたが、実際にはフライパンを持ち上げて揺する程度の時間ならスイッチが切れる事も無く、全く問題無く使える。また給湯はエコキュートだったが、シャワーの勢いもよくお湯の出も早く、今使っているガス給湯器よりも快適な感じで使える。

という事で、ほぼオール電化に決定。 難点はIHクッキングヒータとエコキュートの価格だなぁ。

5. キッチン選びは大変 (2006/4/20)

キッチンは結局丸いシンクと色合いがかわいいという事で、ヤマハに決定。

そんな事で決めていいのか?という疑問も生じるが、色々と見た結果、結局は機能的にも使い勝手もどこも似たり寄ったりだしなぁ。最終的には結局好みが物を言う。また打ち合わせ時に一旦仕様を決めて見積もってもらっていたが、奥さんの意見をきっちり入れるべく4/9(日)にヤマハのショールームに出かける。

当初はシンクの上に収納は作らず、リビングとつながったオープンな形にしよう。またシンク下はフリーにして、ゴミ箱を置いたり、いすを置いて座って作業できる様にしよう等と相談していたのだが、色々と検討しているうちにそれでは収納容量が大幅に不足する事と、水切りかごや調味料等を置く場所が確保できないため、シンク下は引き出し収納にして、上には大型の電動アップダウン式の収納棚(水切り台付き)を取り付ける、シンクの前はただの腰壁にするのではなく、小物が置けるタイプにする事になった。また奥さんは背が高い方なので、シンクの高さを 900mm にする事になる。

それで当日は特に問題も無く、だったのだが、後日になって台所の天井高が 2400mm 以上ないと 900mm 高シンクと電動アップダウン式収納棚を組み合わせて取り付ける事ができない(水栓が干渉する)と電話がかかってくる。スウェーデンハウスに確認したが、天井高は標準で 2377mm で、下げる事はできるが上げる事は不可能。変えるにはハイパネルにするしか無いとの事。 設計と検討の結果、おしゃれな水栓とヤマハ純正の ビルトインアルカリイオン浄水器の高さが問題なので、水栓を一般的な物にして且つ浄水器を社外品にする事をヤマハに検討してもらう事にする。

で、最終的にヤマハから上がってきた見積もりは「浄水器の高さは干渉しない。水栓だけを取り替える事でOKです。」というメモ付き。もう、なんと言うか (--; 。

6. 贅沢は敵か?! (2006/6/6)

システムキッチンも決まって見積もりも上がってきたので、5/13(土)に打ち合わせを実施。

まずは前回修正した図面を基本に、構造チェックの結果変更せざるを得なかった部分の説明。そしていよいよ精査した見積書がお目見え 。

うう、玄関周りを広くしてキッチンの仕様もアップしたので覚悟はしていたが、またある程度は予想していたのだが、予想の上限ぎりぎり位の金額アップ。(涙)

でもしかし、当該部分は後からなんとかできる部分じゃないし、と自分を納得させながら、OKを出す。

引き続き細かい所の詰めや、奥さんにも外壁材や床材を確認してもらったり(今までほとんどお父さん一人で決めてきたので)。でも、そろそろというか、漸くというか、家の形と間取りは検討し尽くした感がある。

と、油断していると、続いて電気系の打ち合わせに入る。
でもコンセントの位置や電灯をどこにどれだけつければ良いかなんてよくわからんぞ。

7.電気系ほぼ完了 (2006/6/27)

前回の打ち合わせの内容を踏まえ、6/10(土)に電気系統を中心に打ち合わせ実施。

玄関周りはセンサーライトにして3路スイッチの点数を減らしたり、食品庫の前や階段下収納の中にライトを追加する等こまごまと変更。また模様替えや部屋の使い方を変えた時の為にコンセントをあちこちに追加する(また値段が上がる...)。加えて、とうとう一、二階とも無垢フローリングにする事を決心(もっと値段が上がる...)。2階は合板フローリングで十分だと思っていたのだが、やはり「無垢」の言葉の持つ魅力に打ち勝つ事ができなかった(撃沈)。

という理由もあるのだが、実は最終的に決心したのは現在住んでいるマンションのフローリングが所々傷んでいる事に気がついた為。通常の傷やへこみだけなら特に理由にはならなかったのだが、数カ所だがフローリングの一部が割れたり欠けたりしており、それも表層部分が剥がれる等の合板特有の傷の入り方だった為に「合板はいやだ」という気持ちに傾いたのが大。(実際にはマンションのフローリングは表層材が1mm程度の安物で、且つ溝有りタイプなので椅子等が引っかかって割れやすい、スウェーデンハウスのは表層材が3mm位の厚手の物で、且つ溝無しつるつるタイプなので引っかかりが少ない、と物は全然異なるのだが...)

この他サラウンドスピーカ用のケーブルを通す空配管の位置も決める等、ほぼ決めるべき所は決め終わったので、いよいよ外構と内装の検討の番である。