ただいま設計中2

1.さあ、外構えだぞ (2006/7/8)

さて、外構である。

外構とは、「 門・塀・垣など、建物の外側の造り・構造。また、門・塀など。(三省堂大辞林)」の事である。でも、実際の「外構工事」には駐車場や玄関へのアプローチや庭等も含まれるそうである。

・・・・・・

さあ、困った。住む本体の家ですらどうすれば良いのか訳も分からずに悩みまくったというのに、塀やら玄関アプローチやら言われても、もっと訳が分からないぞ。


取り敢えず庭は子供の遊び場所と畑スペース(笑)と決めていたので、考えないといけないのは家の外周の囲いと玄関回り、そして駐車場の大きく3つである。

契約の際に一応仮の外構プランは頂いていたのだが、低い植え込みで囲ったオープン外構なのが、奥様としては防犯や、覗き見嗜好のおばちゃん防止の視点から非常に不安で気に入らない。また自分としては、体験宿泊の際にだが、分かっているのに玄関ドアの前まで行ってから「インターホンが無い!」と 慌ててしまった経験から(実は敷地入り口の郵便受けと一緒に付いている)、 インターホンの所で確実に人を止められるような外構にしたいと思っており、奥様と同じくオープン外構はパス。

ではどの様な感じにしたら良いんだろうか。インターネットで検索しても、色々なすばらしい施工例や庭園がヒットするばかりでもう一つピンとくる物が無い。

それでも色々と眺めているうちにそれなりにもやもやっとしたイメージは出てくる物で、敷地は低いフェンスで囲って、小さな壁と簡単な片開き門を作る。駐車場の口は開けたままにするけど、駐車場側から直接玄関ポーチにはいってこられない様に、駐車場と門からのアプローチの間にはレンガや植栽等で分離された感じを付ける。駐車場は...駐車場は....コンクリートの打ちっぱなしで十分なんじゃないのかなぁ...。

と考えて、近所の新しい家の門周りを眺めたり、近所のエクステリアのショールームを見に行ったりして、ある程度イメージをまとめた所で設計のS氏に「外構をこんな感じにしたいと思ってるが、家の形や配置はそのままでいけるか?」と相談した所、「じゃあ、先に外構の事前打ち合わせみたいな物をやりましょう」となって、 6/24 に外構屋さんとモデルハウスで打ち合わせを行う事になる。 (そろそろ建築申請を出す時期なのだが、外構の為に建物の位置を変えたりすると申請を出し直さないといけないから、という理由もあり)


という事で、モデルハウスで外構のM氏と打ち合わせ。モデルハウスに着くと、営業さん達が表の植木を刈り込んでいる。そこに一方とても手際のいい人がいるなぁと思っていたら、その方がM氏。

打合せ開始早々に「以前にプランをご提案させて頂いていると思いますが...」と切り出される。どうもというか、ちょっと危惧していた通りと言うか、なぜこの時点で打ち合わせをするのか、それも何の打ち合わせをするのかきちんと伝わっていないような感じで、妙な探りを入れてくる。すこし「なんだかなぁ」と思いながら、実は契約から家の形も大きく変わったし云々、予算の関係もあってこちらの思っているような外構ができる物かどうかを聞いて頂きたい、と説明する。

続いて一通りのこちらの考え、本当のオープン外構は止めたい、でも見えない様に塀を張り巡らせたいという事ではなく、人が簡単に入れない様にしたいだけ。また玄関ポーチまで入ってこられるのではなく、きちんとインターホンの所で訪問者を止められる様に門と壁を付けたい。駐車場の入り口はオープンにしたいが、門を通らずに駐車場側から人が入ってこない様にはしたい。等々、設計のF氏に書いて頂いたイメージ図も見せて説明する。

その他にも自転車をどこに置くのか、カーポートをどうするのか、車と子供の足を洗う為の水栓をどうするのか、外で電気器具を使う為のコンセントはどこに付けるのが良いのか、玄関をバリアフリーにするのだが、その為には本来階段が三段になる所、建築費をおさえる為に階段を二段にして外構工事でスロープを造る等の旨を相談し、外構の材質として何が好きか嫌いか等を聞かれ、極力希望に添うような案を作って頂く事で本日の打ち合わせは漸く終了。

しかし外構の打ち合わせも大変だぁ。

2.親父の一番長い日 (2006/7/22)

7/2 (日)いよいよインテリアと外構の本格打ち合わせを開始。今日は子供をおばあちゃんに預けて、朝一から夕方までの長丁場。

最初に設計のF氏と電気周り等の変更点の説明と打ち合わせを行う。

まずは歳をとってからも楽に生活できる様に、電気のスイッチを標準よりちょっと下げて 1100mm の高さにする。また掃除機用コンセントは奥さんの肘の位置を考えて 900mm の高さにする。この高さは一応熟考したつもりだが、果たして実際にはどうであるのか。家は3回建て直さないと満足いく物にならないという言葉が実感される。

リビングのソファー周りにランプを置いたりする時の為に、リビングの中央(ソファーの後ろ辺り)に埋め込みコンセントを作りたいとF氏に相談するが、気密・断熱の問題から極力1階の床には穴を開けたくないそうで(既にダイニングテーブルの下に一つ埋め込みコンセントを付けているし)、代替案として近くの壁にコンセントを作る事を提示される。取り敢えずそれでいく事にしながら、これはまだ思案中(結果的に取りやめ)。また下駄箱所の所にコンセントを一つ追加。これは将来金魚鉢を置くかもしれないと言う理由から。

その他、外構屋さんとの打ち合わせで門灯へ電源を引く為のジャンクションボックスが門の正面になってしまうという事が分かったので、その位置を変更してもらう様にする。(外構設計時にはそんな所まで考えるんだと、ちょっとびっくり)

電気以外では、現在住んでいるマンションの洗面台の高さが 750mm で、ちょっと体が大きめの夫婦二人とも腰が痛いと言いながら使っているので、一、二階の洗面台の高さを900mm にかさ上げしてもらう事にする。(ちなみに 750mm だと、身長 145cm のおばあちゃんですら辛いと言う。おばあちゃんに合わせると 850mm が良いのだが、たまに遊びにくるおばあちゃんに合わせるのもなんなので、夫婦に合わせて 900mm にする)。

しかし、家の設計関係はもうこの程度しか変更しない所まで来た。思えば遠くに来たもんだ...。


続いてインテリアコーディネータのワコールS嬢より、どのように進めて行くか一通りの説明を受け、インテリアの打ち合わせ開始。

以前にインテリアに付いてのアンケートを書いて渡していたのだが、「シャンデリア」は巨大なキラキラのガラス細工の固まりのことを言うと思っていた等、知識の無さを色々と暴露。(実際には複数のランプで構成された物を総称してシャンデリアと言うらしいが、そんなん知らんがなぁ)

壁紙やカーテン、ブラインド等の説明を受け、サンプルを見せてもらってどのようなイメージで各部屋を仕上げるかのインタビューを受ける。壁紙もカーテンも種類が山の様にあるし、それをどのように組み合わせましょうかと言われても...お父さんの頭はホワイトアウト。トイレの壁紙を如何致しましょうかと言われても、花柄にでもしておいてくれたまえ、としか言えないぞ(実際にそう言ったら奥さんに怒られた)。間取りや設備等の構造的な部分は色々と頭を働かせる事ができるのだが、インテリアと言った観念的な物になると、やはり奥さんの独断場である。

でも取り敢えず買ったばかりのデジカメで撮影した家具の写真を見せて、現在使っているカーテンをできれば使いたい旨伝えた結果、全体的にはナチュラル系で、主寝室はクラシカルな雰囲気にしましょうかと言う方針決定。

ところが、ここで一つ問題発生。

当初からリビングにはAVボードを兼ねた壁面収納を作ってもらうつもりでいた。それを設計のF氏に相談した所、大工さんでは棚程度が限界なので、インテリア設計の際に造作家具の相談をしたら如何ですかとアドバイスを受けていた。ところががいざ造作家具を相談してみると、「最低限60〜70万は掛かります」とのご返答を頂く。

幾ら何でもそれは掛かり過ぎだぜぃ。こちらで予定していたのは20万前後。幾ら掛かっても30万位。でもその倍以上となると大幅に予算オーバどころか絶対的に予算が足りない。
他の方法が無いか相談した所、組み立て式ラック位しか無いというので取り敢えずそれを検討してみる事にするが、リビングボードにするには今イチしょぼい。
これはちょっと今後の検討課題。


時間を大分食い込んで、最後に外構の打ち合わせ。

前回の事前打ち合わせを踏まえて持ってきて頂いた案が、ほぼ考えていた物にヒット。でもその案では木製フェンスを使っていたので、アルミ鋳物のフェンスに変更した案と見積もりもお願いする。別に木製フェンスが嫌いな訳じゃないんだが、フェンスの手入れが大変というイメージがあるもので...。

また地域協定で木を1本植えないといけないのだが、なるべく手間がかからず、出来れば花が咲く方が良いし(実がなったらもっと良いが)、と色々と考えたあげく、取り敢えずヒメシャラにする(ハナミズキが手間がかからないらしいのだが、大きなだらんとした花は今イチ苦手なので...)。

そうのこうのして打ち合わせが終わったのが、もう夕方の6時過ぎ。朝の10時から昼食をはさんで、延々8時間近い打ち合わせだし、前日には資金計画と現在住んでいるマンションの売却の打ち合わせをしているし、結構へとへとである。

3.リビング収納の悩み (2006/7/29)

ところで問題のリビング収納である。

当初は造作家具を予定していたが、値段を聞いてあえなく撃沈。組み立てラックも検討したが、「リビングの正面という最上の場所にしょぼい物を置くな!」と奥さんに一喝される。

そこでネットで探した所、あるある、ほぼ望んでいる物がある。それも10万円位と安価で売っている。これで十分じゃないかと奥様にお伺いを立てた所、「扉の質感とかは大丈夫なの?」との疑念を示される。大丈夫じゃないのかなぁと思いながら口コミ情報等を調べてみると、「値段の割に安っぽい」との書き込みが...。

他に良いのが無いかネットを探していると、なんとかありました、松下電工のCUBIOS、ドイツ生まれのip20、スウェーデン製の FOGA SYSTEM

取り敢えず良さそうだったCUBIOSには簡易プランニングソフトがあったので、ダウンロードして試してみる。(でも Windows 用しか無いので、Mac なうちは Vitual PC 上でエミュレーションなのさ)。これでポンポンと適当に試してみた所、お見積もり価格は40万(うっ、結構する)。それでも造作家具より安いし...、何はともあれ実物を見るべく近くにできたナショナルのショールームに見に行く事にした。

ショールームで実物を見た結果、所詮は化粧パネルだけど十分な質感※1。後はモジュールの組み合わせがどこまで可能かとお値段であるが、説明員は今イチ詳しくないので良く分からず、プランニングソフトはカタログに載っているパーツの一部しか使用できず、結局はナショナルのお問合せ窓口に電話で聞いて確認する。

で、色々検討した結果、やっぱりCUBIOSでリビング収納を作る事を仮決定。


※1:展示品はキュビオスプレミアクラスしか置いてなくってサンプルで確認してたんだけど、帰り際になってキッズコーナーのテレビ台兼本棚に使われている事を発見した。

※2:お客様相談センターにかけたのだが、電話に出たM(男)はとってもぶっきらぼうで「何を聞くんだ、当たり前じゃないか」といった感じで対応する奴。話していて大分気分が悪かった。

4.内装打ち合わせは眠い (2006/8/13)

8/6に、また一日がかりで打ち合わせ。今回はインテリアコーディネータのSさんがメイン。

まずは外周りの色。前回の打ち合わせ時にこんな色が良いと伝えておいた物をベースに色の組み合わせを持ってきてくれたので、あーでもない、こーでもないと言いながら、結局は緑の屋根にベージュ系の壁にする。次回の打ち合わせ時に実際の色サンプルを作ってきてもらって最終決定するようだ。

次に各部屋の壁紙とカーテンの打ち合わせ。うちの好みはナチュラル系だけど、ばりばりのナチュラル派ではなく、ナチュラルベースの、所によってはカントリー系orクラッシック系と言った感じ。カテゴリー分けでいくと、ベースはカジュアル、所によりトラディショナルとなるのかな。(その分け方でいくとカントリースタイルが合致するそうなのだが)。少なくともばりばりのコンテンポラリーでもフォーマルでもないので、モダン、シンプル系からは一番遠いと思う。

その好みを元に持ってきてもらった案が、リビングを含め、屋内全般的に張るクロスはシンプルなホワイト系。和室は同じホワイト系だが、柔らかい、暖かい感じのもの。主寝室はクラッシック系の落ち着いた感じ。トイレはちょっとカントリーっぽいもの、と言った感じ。

ちょっと驚いたのは、男の子が2人いるのでと持ってきて頂いた2階のトイレの案で、イルカ模様の壁紙に青空の天井クロス、波柄のクッションフロアーと、海をイメージした、青で統一された物。おまけに電灯まで船舶調(こんなの(株)松本船舶電機製作所による本格真鍮製ランプ真鍮製マリンランプ リフレクト シリーズデッキ...)。青いトイレかぁと思っているお父さんの横で、奥さんの「これいい!」の一言で決定。

続いてカーテンやブラインドの話に入るが、このあたりになると本当に奥さんの独断場。カーテンはこれで良いか、ブラインドをどうするかと一応意見を聞いてくるのだが、意見は聞くが決定する為の要因にはならない(要するに、人の話を聞いてない)。お父さんは昼食後もあって半分居眠っている状態である。大まかな所、人目につく所はカーテンとブラインド(和室は上下に開閉できる、和紙調のプリーツスクリーンである)、台所の勝手口は洗い易い様にシェード、と言った感じで決まったようである。

問題になったのは主寝室のカーテンで、現在使っている物が結構良い物なので持って行きたかったのだが、サイズが合わない。ワコールで仕立て直してくれないかと聞いたがだめだそうで、使うのなら自分でカーテンのリフォーム業者を捜さないといけない。取り敢えずこれは持ち帰り検討。

引き続いて照明の打ち合わせに行く予定だったのだが、設計さんとちょっとコンセント周りの見直しをして時間を食ったのと、この後外構屋さんとの打ち合わせもあったので、ざくっと説明して頂いただけで今回のインテリア打ち合わせはおしまい。

最後に外構のM氏と打ち合わせ。アルミ鋳物フェンスの案で決定。また玄関ポーチへのアプローチが単調なのでもうちょっと変化をつけられないか(それも安くで)とお願いした所、乱形の石をちょっとだけ使って変化をつけましょう(1万円位)という事になる。その他、将来駐車スペースの入り口にも門を付けたくなったら付けられるか等確認して、漸く打ち合わせ終了。今日は子供達を連れてきているが、よく保った物である。

しかし、設計の開始時点ではまだまだ先だと思っていたのだが、もう着工2カ月前となってしまった。まだ暖炉の打ち合わせを含めてインテリアの打ち合わせが2回と最終確認が残っているが、いよいよなんだなあと少し実感がわいてくる。

 

5.同じ色番号で違う色? (2006/8/27)

8/26(土)、前回に引き続きインテリアコーディネータのSさんと打ち合わせ。今日は午後から子供の幼稚園の行事なので、朝一から昼食抜きでがんばる。

設計のF氏も時折同席しながら(掛け持ちで急がしそう)、外壁、窓付け枠、窓枠の色を決めて行くが、前回の打ち合わせを元に発注して作ってきてもらった色見本が変。同じ色番号を誤って2つ発注してしまった所、番号が同じなのに違う色が2つ届いてしまい、でもどちらもおすすめなので取り敢えず2つとも持ってきましたと言うSさん。これまた気に入った色がそのうちの一つだったので、その色を選択。色番号ではなく、見本の番号で再度発注する事になる。

最終的にベージュの壁に白の縁取り、茶色の窓枠と言う無難な線に、緑の屋根(笑)。窓枠の茶色は明るくするとかわいらしい感じになり、暗くすると物凄くシックな(ちょっと重い)感じになるので、少し落ち着き気味の色を選択する。

カーテンや壁紙は前回の打ち合わせで特に異存はないので、照明の打ち合わせに入る。

大まかな線で不満は無いけど、玄関とサンデッキに付ける照明(ムシベール)のデザインが重厚すぎるという奥さんの意見でもっと小柄なすっきりした物に変更してもらおうと思ったが、そのタイプにするとなぜだか「無電極パルックボール蛍光灯」という物を使っていて非常に高い。なのでそれはあきらめて玄関ポーチはおすすめの物にする。またサンデッキ側もそれほど上等な物は要らないので、勝手口と同じ丸形ブラケットを選択。和室は現在使っている提灯を、また子供部屋は同じく現在使っているシーリングライト2つを持って行く事にする。

リビングルームは非常に感じの良い木製のシャンデリアを選んで頂いていたのだが、如何せん値段が高い(11万円)。そのため現在使っているシーリングライトを持って行く事にして、天井をちょっと補強してもらう。(でも、こいつはもしかしたら変わるかもしれない。選んでもらったシャンデリアはあまりにもイメージぴったりなんだもの)

取り敢えずシャンデリアをあきらめたので、一番の贅沢はダイニングテーブル上の灯。海外デザイナーの木製の物で、凝ってはいるが嫌みは無く、おしゃれ。テーブルの上なんて適当にペンダントを吊るしておけば、と思っていたのでとても新鮮。

その他はずっと悩みであったパントリーを照らす灯で、冷蔵庫の横に面した狭い空間に無理矢理作っているのでキッチンの天井等では照らしにくく、スイッチを付ける壁面が近くに無い為に独立した灯も設置しにくいと言う難関であった。(お父さんはひもの付いた裸電球を一つ吊るしておいたら良いじゃないかと思っていたのだが、奥さんを含め、設計のF氏、コーディネータのSさんの猛反対を食らって撃沈)

当初はキッチンの灯を磨りガラスカバーのスポットライト風×3にして、一つをパントリーの方に向けると言う案を上げて頂いたが、今回出てきたのはパントリーの上部にスポットを一つ付けて、パントリー内部にスイッチを付けるという案。スイッチをよける様に棚板を使わないといけないのと、スイッチの近くには物が置けない事を除けば、まあいけるかな。

この他、リビング収納(キュビオス)の打ち合わせと、2階の階段周りの腰壁に本棚を作り付ける事を決め、2階の階段を上がった所の天井にパインの板を張る事を決定して、本日の打ち合わせは終了。次回は薪ストーブの打ち合わせもはいり、また一日がかりの予定。

6.盛り沢山の天井 (2006/9/3)

9/2(土)に最終前の打ち合わせ。再来週は最終確認で、その三週間後にはいよいよ着工である。来週には住宅ローンの契約も行うし、本当に目前に迫ってきた事をちょっと実感。

今回はまず電灯系の見直しと、壁紙・カーテンの最終確認。

電灯は使える物は使うの精神で、リビングのシーリングファン、和室の提灯、子供部屋のシーリングライト2つを持って行く事にする。これだけで20万近いコストダウン。でも2階のトイレのライトを以前に提案してもらっていた船舶用っぽいのから、土星の輪っかのようなつくば博コスモ星丸のような(覚えている人いるのかな?)妙なデザインの物に変更したのと、サンデッキの灯をもう少し明るい物に変更したのとで、ちょっとコストダウン分帳消し(それでも大分コストダウンしたけど)。その他スイッチの位置やどれを3路にするか等で再度頭を悩ませながら何カ所か修正。また階段の上がり切った所にフットライトを一つ取り付ける予定をしていたのだが、みんなして忘れていた為急遽検討。明るいライトではなく、目印レベルでLEDフットライトを1つ取り付ける事にする。

カーテンは現在使っている物をリフォームして主寝室に使う事で決定(ワコールでは生地持ち込みやリフォームは対応してくれないので、一生懸命ネットで探してここを見つけた)。子供部屋の壁紙は再度見てみるとちょっと絹の様に光って落ち着かなく見えるので、もうちょっと落ち着いた感じのシンプルな物に変更。その他は子供部屋にもレースのカーテンを追加しただけで、特に変更はなし。

次に設計関係で残っていた部分の検討。

ダイニングテーブルの上部に焼き肉用の換気扇を付ける事にしていたのだけど、気密の問題で吸気用の送風扇も付けないとだめだとかスウェーデンハウス内でもめていたらしい。でも常に使う物ではないので、使用時には窓を開ける事で対処すると設計のF氏が説き伏せてくれて、無事付けられる事になる。でも今度は電気屋さんの方がどうしても換気扇の点検口を作らないといけないと言い出して、仕方が無いので壁からダイニングテーブル上部までの 1800mm 程度しか無い間に(かつ壁から 600mm は断熱材で使えないし)点検口と換気扇本体とランプの引っかけシーリングが並ぶと言うせせこましい状態になる。

またこれに加えてダイニングの補助灯であるダウンライトやらサラウンドスピーカーのケーブル口やら、24時間換気システムの吹き出し口やらが所狭しと並んでおり、何とも盛り沢山の天井になってしまいました。

最後に暖炉屋さんとの初めての打ち合わせ。

遠い昔に一度見積もりをもらっていたのだが、それから家の広さもあまり変わっておらず、見積もり通りヨツールのF400を設置する事にする。広さだけの話ならF3でも十分なんだそうだが、高気密のスウェーデンハウスに必須の外気導入ユニットを取り付ける事ができないため、F400がおすすめだそうだ。その上のF500だと薪が横からも入れられて便利だそうなんだが、如何せんうちにはサイズでも暖房能力でも大きすぎる。

ところで煙突は家の中、一階のリビングから二階の子供部屋の角を通して屋根に上げる計画なのだが、設計のF氏の案では子供部屋の煙突は壁で覆う様になっていた。ところが暖炉屋さんの持ってきた施工例の写真の中には剥き出しで床から天井を貫いている煙突の写真がある(かっこいい)。
そこでこんな風に施工はできるのか、子供部屋でも大丈夫かと聞いた所、二重煙突なので運転中も外側の温度は40℃程度で抱きついてもやけどしない。またお勧めする訳ではないが、子供がよじ上って遊んでも壊れるような物ではない(蹴ってへこむという事はあるだろうけど)。だから子供部屋に剥き出しに設置しても問題無いとの答えをもらう。

難点として、煙突を伝って外の音やリビングの音が聞こえてくるという物があるが、いざとなったらリフォームで囲ってしまえば良いだけだし、これはもう剥き出し設置に決定ですね(笑)。

7.最終打ち合わせ〜でもトラブルあり (2006/9/18)

9/16(土)に最終打ち合わせ。最終確認だけだと思っていたのにトラブル満載(満載は言い過ぎか(笑))

前週の日曜日に建築予定地を確認しに行ったのだが、相変わらずクズカズラが繁殖していてとんでもない状態。やっぱりきっちり引っこ抜いてもらって、ある程度表土も削ってもらわないといけないなぁ。と思いながらふと南側のお隣さん(スウェーデンハウス)を見ると、「も、もしかして、屋根以外は同じ色?」。

という訳で、インテリアコーディネータのSさん、設計のF氏、営業のK氏と、みんなで焦りながらお隣の設計書を持ち出してきて部材とカラーを確認したが、お隣は壁面の部材が違うしカラーもグレー系、窓付け枠は同じホワイトだけど、窓枠はもっと濃い茶色なので大分イメージが変わる筈。大丈夫、被らないとの結論に至る。お騒がせしました。

続いて外壁や壁紙の確認をしている中で、設計のF氏が突然「ごめんなさい、お風呂がダメでした」と懺悔タイム。

お風呂は足が伸ばせる広いのが欲しくって 1.25 坪サイズでワイド浴槽(標準よりも広めの浴槽)を計画していた。それに洗濯機の場所がちょっと離れるので、浴槽まで給水ホースを引っ張らなくてもいいように「お湯取りシステム」を付けられるTOTOにする計画だったんだけど、このギリギリになってスウェーデンハウスのファインセレクション中のTOTOのお風呂にはワイド浴槽が使えない事が判明。

で、代わりにTOTOの標準品を見積もってきてくれたんだけど、ファインセレクションと同じ内容の物だとほぼ40万円アップ(幾ら何でもそれは無理)。グレードを落として魔法瓶浴槽をライト版に変えて、ようやく同じ程度になるが、今度はこれだと浴槽の形が変わってしまい、同じワイド浴槽なのに非常に使い勝手が悪い。

悩んでいる中でふと「INAXにはお湯取りシステムが無いんですよねぇ?」と何気なく聞いてみた所、「いや、ありますよ」とのF氏のお答え。(一筋の光明)

別にお風呂はTOTOにこだわっている訳じゃない※1ので、じゃあとINAXで確認してもらった所、ワイド浴槽どころかスーパワイドも使えるし、お湯取りシステムもOK。色合いもTOTOより選べるし、デザインもこちらの方がいいじゃないか。で、問題はお値段。お湯取りシステムだけ後日見積もりになるけど、定価ベースでTOTOと変わらないのでほぼもとの予算の範囲内で収まる。

という事で、お風呂はTOTOからINAXに急遽変更と相成りました。非常に焦ったけど、結果的には良かったかな。

次にうちはコンセントとスイッチが多いので、その位置を再度確認(多いだけに疲れる)。和室のエアコンの位置がちょっと悪いのと、コンセントの位置が使いにくいので変更。また階段の前の壁にコンセントを一つ追加。これはもしかしたら薪ストーブを焚いたとき、サーキューレータを足下に置いて階下の空気を2階に送るかもしれないから※2
また洗面所兼脱衣所に、壁掛け式の扇風機を付けるつもりで天井近くにコンセントを予定してもらってたんだけど、ちょうどその壁にしかブレーカーボックスが付かない事が分かって※3壁掛け扇風機はあきらめる事になっちゃった。

その他、階段下収納の扉を開く方向を変更して設計周りの最終確認は終了。続いて契約書時点からの変更部分の説明だったんだけど、うちの奥さんは睡魔に教われてダウン寸前(興味が無いからねぇ)。眠気を覚ます為にふらふらと歩き回っていた。

そして最後に営業のK氏と資金計画やローンの借り入れ日等、お金回りの確認をして終了。13時位終了と予定していたのに、結局は17時過ぎ(疲れた)。

で、これで設計は全て終わり※4。建築確認申請も通ったとの事で、いよいよ次は地鎮祭である。昨年の11月に契約してから10カ月あまり。長かったような短かったような、またちょっと寂しいような気分ですねぇ。

○番外編

この打ち合わせが終わった後、みんなでそろってうちの新車(と言っても中古車だけど)の見物会。まあ、皆さんも車が好きですね(笑)。


※1:湯船と洗濯機を直結できるお湯取りシステムがTOTOにしか無いと思っていたのでTOTOをお願いしていたんだけど、デザインや色は元々INAXの方が気に入ってた。でもトイレだけはウォシュレットの使い心地でTOTOに限定。機能的にはINAXも変わらないんだけど、尻触り(というのか?)がTOTOの方が上なのです。

※2:小さくても吹き抜けがあれば良かったんだけど、そんな物を作る余裕は金銭的にも建築面積的にも全くない。

※3:マンションのようにトイレの中に付けようかという案もあったけど、そこまでして扇風機が欲しい訳じゃないし。

※4:設計のF氏はまだこれから図面の直しやら展開図作成やらの仕事が残っているらしいんだけどね。


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