ただいま建築中1

1.いよいよ地鎮祭 (2006/10/09)
長き設計の日々を経て、いよいよ10/9(月)は地鎮祭である。
前日までのぐずついた天気とは打って変わった秋晴れで良かった良かった。

先勝だったので、午前中10時開始だったけど、カメラを忘れて撮りに帰ったので5分程遅れて着いてしまった。

着いた時には既にテントも張られて皆さんお待ちかね。出席者は営業のK氏とN氏、設計のF氏と監督のT氏。あと水道屋さん。

神主さんはスウェーデンハウスの手配で越木岩神社から来てもらった。祭事は次の順で進行。

       






























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写真は四方清祓いの最中。この後で設計者による刈初の儀、施主の穿ち初め(えい、えい、えいと3回かけ声を掛けながら、盛り土に穴を開ける奴)、そして鎮物を埋めて、監督による鍬入れの儀と続く。

最後にお神酒を頂いて施主挨拶で終わり。

地鎮祭が終わった後は地縄張りの確認。図面と照らし合わせながら土地の境界や家の配置を確認。地縄はちょっとズレがあったけど、これを元に建築する訳じゃないので大体の所でOK。

それより問題なのは敷地にはびこっていた葛葛。写真では一応刈られて端の方に積まれているけど、刈る前はこれが土地の南側一面を覆っていてとんでもない状態。刈った後も根っこがしっかり地面を覆っていて、一週間も放っておいたらまた一面覆われてしまうんじゃないかと言う感じ。

対策としては基礎工事の際にユンボで表土をはぎ取ってもらうようにお願いしているけど、相当根深いようなのでどこまで始末できるのやら。

 

2.基礎工事、穴掘り中 (2006/10/14)

工事は地鎮祭の次の日、10/10 からの予定だったけど、手配の都合か手違いか、翌々日の 10/11 (水)からの着工となる。

着工日は無理だったけど、やっぱり気になるので次の日、10/12(木)の夜に現場を視察(笑)。掘ってる掘ってる。

10/14 の土曜日は昼間に見に行けるかな?と思っていたんだけど、買い物に行ったりで、結局また夜になってから見に行く事になる。

お〜、穴掘りが進んでる進んでる(笑)。

ちなみにSWHの監督さんは、今の所ほぼ毎日進捗状況を電話で連絡してくれている。

3.基礎工事、捨てコン (2006/10/20)

見たいのに見に行けないのは中々にストレスが溜る物である。

という訳で、監督さんから「捨てコン打ちました」と電話のあった次の日、10/19 の木曜日の、またまた夜に見に行く。

おお〜、打ってる打ってる。この次は墨出しをして、鉄筋を組んで基礎を作って行くそうである。奥に積み上げてあるのが枠組み用のパネルかな?

ところで、建築開始に先立って土地の決済をしたので先日固定資産税の精算書が届いたのだが、なんか妙に高額。

あれ?っと思ってよくよく見てみると、9月に所有権切り替えなので固定資産税は半年分程度でいい筈なのに(固定資産税の計算は4月〜翌年3月で行う)、まるまる1年分請求してきているんだな。

すぐに営業のK氏に電話したけどつながらず、取り敢えずメールしておいたら次の日に電話がかかってきて「調べます」(支社が休みだったので)。SWHの休み明けに早速が来て、「申し訳ございません。間違いです」と平謝り 。

再送されてきた請求書にも詫び状がちゃんと付いていたのはきちんとしていて良いんだけど、こちらが間違いに気づかなかったらいったいどうなったんだろう?

4.基礎工事、墨出し、鉄筋組 (2006/10/25)

10/21の土曜日に、初めて明るい間に現場に出向き、監督のT氏に説明を受ける。
予定では墨出しして鉄筋を組むはずだったらしいけど、業者さんの都合で墨出しだけやって鉄筋は積んだまま。

まだ始まったばかりだけど、工程は既に数日遅れ。でもそれより問題なのは、現場監督が業者の予定をきっちりつかんでいないことのような気がするなぁ。

10/25 の水曜日に、現場監督のT氏から電話連絡があったとともに、メールで写真を送ってきてくれる。

おお〜、鉄筋が組んであるではないか。

でも検査の結果、配置が少しずれていたらしいので、明日組み直して再検査を実施とのこと。

まだ基礎とは言え、こうやってだんだん形が出来上がってくると、何かわくわくしますねぇ(笑)。

5.基礎工事、基礎下部 (2006/10/28)

鉄筋の配置ずれは、使用する基準点2カ所のうち、1カ所を間違えたために発生。その鉄筋の配置変更を 10/26(木)に行い、10/27(金)に再検査。そして 10/28(土)の朝9時から基礎下部のコンクリートを流し込んだとの事。

今日はコンクリートを流し込んだだけで午前中ぐらいでさっさと終わってしまったらしく、16時ぐらいに見に行ったのだがもう職人さんは誰もおらず、監督のT氏だけにおつきあいしてもらって見物。

鉄筋は主筋が 16mm 、その他が 10mm のものを使い、25cm 間隔で入っているとの事。またきれいに箱状にかこって作れば頑丈で良いんだけど、それだと床下に潜って点検できないため、所々を開けるらしい。その開口部は補強のために、斜めに鉄筋を入れたり先をかぎ型に曲げた鉄筋を多数入れて頑丈にするんだって。

コンクリートは見た感じ大分分厚く流し込んでいるように見えたんだけど、実際には 150mm 程度らしい。ただし捨てコンの打ち方が均一じゃなく、場所によって少々高低差があるので、厚く流しているところもあるのだとか(ちょっとそれで良いのか?という疑問は残る)。

この他、台所とリビングの中央の土の部分を見ると、3、4cmはあろうかという木か草の根が顔を出している。古いもののようだが、万が一生きていて、数年後に床下から芽を出しても嫌なので、確認と、必要なら撤去をお願いする。

6.基礎工事、立上げ養生中 (2006/11/8)

10/30(月)は基礎に水道管を通すための穴をあけるためのスリーブと呼ばれる管を設置したと連絡がある。ここにコンクリートが流れ込まない様にして穴を残す訳ですね。

10/31(火)はエアコン用のスリープを設置。

11/1(水)に型枠を組んで11/2(木)に検査。問題が無かったので、次は11/4(土)コンクリートを流し込むそう。

11/3(金)に現場を見に行くが、この日は文化の日で工事はお休み。確かに型枠が組まれていた。開口部はどうするのかな?と思っていたら、開口部のサイズの発泡スチロールの固まりが型枠にはめ込まれていた。

 

11/4(土)にコンクリートを流し込んで、中5日養生すると連絡がある。

土曜日は見に行けなかったので、日曜日の夜に見に行ったら、ウッドデッキの一つ一つの基礎を含め、ちゃんと雨避けのカバーがかけられていた。

養生中で工事が休みの合間を縫って(という事でも無いだろうが)、11/6(月)に外溝工事とエアコン工事(変更分)の発注書を営業のK氏が持ってきたのサインする。
またどうしようかと考えていた火災保険についても、保証内容はまあまあで、且つ大分安くなるので、SWHのお勧めで契約する事にする。

11/7(火)に監督のT氏から電話があって、基礎工事は10日の金曜日に養生シートを取り、立ち上げ上面を平らにするための塗りを行う予定らしい
またその後引き続いて大工さんが入る予定だったんだけど、他の現場がまだ終わってないらしく、そのため掛け持ちよりもそちらの現場が終わってから全面うちの方の作業にかからせる方が良いので、取りかかりを2週間ほど遅らせて、11月末に開始、12始めに上棟(12中に上棟打ち合わせ)ぐらいに変更したいとの相談があった。

一応こちらも引き渡し時期は余裕を持って設定していたので、別段それで構わず。逆に11月中〜末に色々あって上棟打ち合わせがしんどいなぁと思っていたので、後ろにずれる分にはOK、問題なし。

7.基礎工事、立ち上げ完成、枠撤去 (2006/11/12)

11/10(金)に基礎の枠を撤去し始めたと連絡があった。ただ、作業の開始が遅かったのですべて撤去はできず、土曜日も引き続き撤去作業を行うと言う話。

この後は基礎の埋め戻しときれいにする作業を引き続き行うらしい。

穴堀から始めて、基礎工事にほぼ1ヶ月。捨てコン打ってからほぼ20日である。

11/11(土)は午後から隣のモデルハウスでメンテナンス講習会もあったので現場に出かけるが、朝に現場監督のT氏から、実家で不幸があったので今日は現場に行けないとの連絡があった(御愁傷様です)。

うちの現場の方は型枠がきれいに取り外されていた。午前中に作業は終わってしまったらしい(また工務店の人に挨拶ができずじまい)。

監督さんがいないので外から見る事しかできなかったが、そこから見る限りはコンクリートも密でひび割れも無く、きれいな基礎に見える。ウッドデッキの基礎もしっかりした物が出来上がっている。

2つほど気になったのは、玄関ポーチの基礎には点検口が無い事と、雨の後だったんだけど、浴室の基礎の中だけ水が池の様にタブンタブンにたまっていた事。
まだコンクリートでふたをしている訳じゃなさそうなのに、ここだけ異様な状態。監督さんに確認が必要。

これが以前からの懸案事項の木の根。

外からだが、よく見てみると、ここだけで3カ所ぐらい地面の奥の方から顔を出している。

8.基礎工事、埋め戻し中 (2006/11/15)

そろそろ一度現場を見に行かないと行けないと思った矢先の11/15(水) に、現場監督のT氏から帰ってきましたと電話がかかってくる。明日から現場に行くそう。

とりあえず連絡していた浴室基礎の池状態は、捨てコンを浴室の下全面に打っていたためだと判明。これは不要な部分の捨てコンを撤去するよう指示すると返事をもらう。

 

基礎の側面にはきれいに養生テープが貼られていた。

何のために張るんだろうなぁと調べてみたら、コンクリートの乾燥を抑えて水和を十分に進行させる、要は十分にコンクリートを硬化させるためだそうだ。

でも、それなら両面に貼らんと効果半減という気がするんだが...

キッチンやリビングの基礎部分は既に埋め戻されている。この上に防湿シートを引いて、コンクリートを被せるはず。

でも、この部分にあったでっかい木の根がどうなったのか、さっぱり分からないままに埋め戻されている。T氏に確認をお願いしているが、どういう返答がくるのやら。

これが浴室基礎部分の池。

雨の降った土曜日から既に4日経っているのにまだ水が引いてない。

と思っていたけど、そういえば昨日ちょっと降ったなぁ。

それにしてもこれはちょっと...という状態である。

9.基礎工事、土間コン打ち (2006/11/18)

11/16(木) は水道の配管(外回り)工事を引き続き実施。玄関と玄関ポーチの基礎の中には土がつめられている。

浴室の不要な捨てコンは、ユンボを入れて砕いたとの事。

11/17(金)の様子。

玄関の床部分には鉄筋が組まれ、浴室の基礎部分には断熱材が入って鉄筋が組まれている。キッチン基礎部分の木の根は、きちんと撤去してから埋め戻しを行ったと連絡あり。

明日はいよいよ土間コンを打って、基礎工事の終わり。

11/18(土)に土間コンを打ったと現場監督のT氏からメールがあった。今日で基礎工事が終わるので現場に行きたかったんだけど、色々と用事があって、残念ながら見に行けなかった。
もっと現場が近かったら頻繁にいけるんだけどね。

裏手から見た所。向こうの家はモデルハウス。

現場はいつもきれいに片付いていて、好感度は高いぞ。

 

金曜日には大工工事と上棟打ち合わせの日程の話があった。大工さんが前の現場を終えて、こちらの現場に取りかかれるのが11月の最終週あたり、上棟打ち合わせは12月の中頃になりそう。

 

10.怪しい隣人 (2006/11/22)

監督のT氏からきっちり報告は受けているものの、やっぱり自分の目で確認したいじゃないですかぁ(笑)。と思って、11/19(日)の夜になってから(この週も夜しか時間が取れなかった)現場を見に行く。

見に行ったからって何かかわる訳でもなく、全く持ってT氏からいただいたメールの通りの状態だったのだが、ぼちぼち帰ろうかと思いながら目をやった先に、何やら巨大なコンクリートの固まりと、通路を塞ぐかの様に突き出したごついパイプが目に留まった。

「これはいったいなんだろうか....」、しばし考える事30秒ほど。

そして、「もしかして、エコキュートの台座?...」とようやく気づく。

 

こいつ、この赤枠で囲まれている部分がエコキュートの台座と給水および給湯管の立ち上がり。

巨大な台座は敷地の境界近くまで延びているし、ぶっとい配管は玄関と裏庭を分断するかの様に通路のど真ん中にそびえ立っている。

外から見る限り、コンクリート台座と敷地境界の間にほとんど距離はなく、フェンスを立てたら人が横になっても通り抜けられないようになる様に見える。

ここが抜けられないと勝手口からゴミを出す事もできないし、薪ストーブの薪を運び入れる事もできないぞ。最初からそれを考えて、人が通り抜けられるに十分なスペースを確保できるように家の配置を設計してもらっているのにと、ちょっと怒り半分、焦り半分でT氏に連絡を入れる。

T氏曰くは「実際に建てると図面と少しずれるので、結果的に大分道路側によってしまったようです」なんだけど、こちとら設計段階からこの部分にエコキュートのタンクを置くと狭くなる事が分かっていて、散々設計のF氏と相談しながら確実に人が通れるだけの幅を確保できる事を確認してから図面にOKを出してるんでい。今更「だめでした」と言われて「はい、そうですか」と引き下がれるものか。

とりあえずは強く抗議して、どうしてもだめならSWHの責任で基礎の作り直しかエコキュートを同容量の薄型に換えてもらわなければ納得できない旨を伝えて、至急事実関係を確認してもらう事にする。(ちなみに 460L の薄型タンクと言うと、先日日立から発売された奴しか無いのよねぇ。本当はそれを使いたかったんだけど(直圧式だし)、単純計算で20万の予算アップには耐えられなかった)

で、次の日に電話が掛かってきて、「すみません。実際に測ってきたら、ちゃんと設計通りに人が通れるだけの幅が確保されていました。エコキュートの台座は敷地境界ぎりぎりの大きさに作られていますが、タンクはもっと小さいので大丈夫です」だって。だったら「図面とずれてしまった」と言う話は一体なんだったの? 木の根の件といい、ちょっとT氏には不信感。

しかし、夜中に現場の周りをうろうろして写真を撮っているというのは、端から見たら不審者だよなぁ(笑)。

 


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