ただいま建築中2

1.足場組み (2006/11/26)

11/25(土)に現場を見学にいくと、なんと足場を組み始めている。

現場監督のT氏の説明によると、前の現場が少し早めに終わったので大工さんの手が空き、少しだけ早めに作業が開始できそうなんだそうだ。なので予定では来週末あたりからだったんだけど、それより早く火曜日あたりから床を作り始めるんだって。
ただ、日曜から天気が崩れそうなので、天候によってはもう少し開始を遅らせないといけないかもしれないと言っていた。

床作りはまず基礎の上に通気用の基礎パッキンを置いて、その上に土台を作って根太を組む。そしてその根太の1区画1区画に断熱材受板という樹脂板を置いてグラスウールをつめ、最後に構造用合板で蓋をして出来上がりだそうだ。

で、グラスウールをつめないといけないので、当然根太で作った区画の底の部分にも板を張って密閉された箱状にするのかと思っていたら、底の部分は樹脂板を支えるためにベニアで簡単に支えを作るだけなんだって。要は気密0のオープン状態。高気密のスウェーデンハウスがそれでいいのか?と思っていたら、顔に出ていたのか「スウェーデンハウスの気密・断熱ラインは床面から2階の天井面までですから」と、T氏より説明が入る。いわれる事は確かなんだけど、なんか床下のグラスウールが入っている部分が密閉されていないというのには気持ちの悪い物がある(虫がグラスウールを食べる事は無いだろうが、巣は作りかねんなぁと思うと...)

ちなみにその構造だと床下浸水したらすぐにグラスウールがずぶぬれになってしまうんじゃないの?って聞いたら、そのような場所だと基礎の高さを浸水ラインより上げて対処するんだって。T氏の受け持ちでもそのような場所があって、そこは基礎の高さが1mあるらしい。

ところで左の写真は給水(青)と給湯(赤)のパイプ。もちろんさや管ヘッダー工法。

手前左に給湯ラインのヘッダーが、中央奥に給水ラインのヘッダーが見える。

 

2.根太、床工事 (2006/11/30)

11/29(水)いよいよ根太組。

コンクリート基礎の上に基礎パッキンを敷き、その上に土台を組む。そしてさらにその上に根太を組み立て。

根太は半完成の規格品みたいなものを持ってきて、現場で実態に合わせて組むらしい。

ほとんど組み上がった根太。

一番奥は重量物の薪ストーブを置くため、根太の数を増やしてもらった。また、写真中央左はキッチンになるんだけど、ここは一番良く使い、人が長く居る所なのでへたらない様にしておけと義父にアドバイスされたので、ここも根太を増やしている。

11/30(木)、組み上がった土台と根太に防蟻処理をして、グラスウールをつめている所。

思っていたよりも大分豪快にグラスルールが詰められている。こりゃぁ、確かに床があったかいはずだわ。

グラスウールの充填が終わって床合板を張っている途中。

床合板を張り終わって今日の作業は終了。

ああ、見たい、見たい、この目で見たい。でも会社を休むわけにはいかない。

明日から一階の壁を立ち上げて、2階の根太組をするとの事。

3.1階の工事 (2006/12/3)
12/1(金)。一階の壁の組み立て開始。

木質系パネル工法なので、運んできたパネルをクレーンで吊り上げて組んでいる。敷地の境界にそって電線が通っているのでどうするのかなぁと思ってたんだけど、さすがに難無く作業していらしたようですね。

右手前に置いてあるのがウッドデッキに出るための両開きドア。事前にスウェーデンに発注しないといけないし、発注したらキャンセルはできないので、これを使うかどうかだけ(仕様を)先に決定してくださいと半ば脅されながら(笑)決めたもの。

リビングに大きなガラス面が欲しくって最初はスライドドアにしようと思ってたんだけど、スライドドアは片方にしか開かないのでガラス面は大きいけど開口部は小さくなると設計のF氏にアドバイスを受け、この両開きドアに決めた。その他にもバルコニードアを2つ並べると言う案もあったけど(その方がガラス面は大きく見える)、これも開口部はドア1枚分にしかならないのでボツ。

実はこの両開きドアにはもうワンサイズ上のものがあってそれにしたかったんだけど、なにか問題があって製造中止になってしまったらしく(ドアの重量がありすぎてヒンジにトラブルが出たという話を聞いた気がする)、仕方なくこのサイズになってしまった。

12/2(土)には内壁や仕切り壁の工事をしているという事で見に行こうとしていたが、プジョーを車検に出すために茨木まで出かけていたら意外と時間がかかってしまい、現場に行けたのが夕方の5時頃。さすがにもう大工さんは帰ってしまっていた。もしかしたら昼間に結構雨が降ったので、その時点で工事を中断したのかもしれない。

裏手のウッドデッキ側は白いカバーで覆われていた。

目で見たときには分からなかったけど、写真で見ると両開きや勝手口のドアが取り付けられているのが分かる。

窓はパネルに組み込まれた状態で送られてくると聞いていたけど、ドア類を先に付けるとは思っていなかった(傷がついたりしない様に最後の方に入れるのかと思っていた)。

工事現場を囲んでいる Sweden House のパネル。
4.2階の工事〜上棟 (2006/12/5)

12/4(月)は2階の工事。

左の写真は2階の床。まだ壁が無い状態。中央奥の穴は階段の上がり口だな。


一階と同じ様にクレーンでパネルを吊り上げて組んで行く。

実際に見た訳じゃないけど、なんか朝から始めて昼頃には壁が組み上がっているという感じがする(太陽の向きからして)。


さっきの写真では何にも無かった2階の床に、既に内壁が出来上がっている(早い)。


引き続いて屋根の組み立て。

こいつもトラックで持ってきた屋根トラスをクレーンで上げて組んで行くだけらしい。

組んで、
組んで、
出来上がり。

1階リビングからキッチンを見た所。

予想はしていたけど、やっぱりちょっとキッチンが暗くなってしまったみたい。

本当は天井付近か壁の真ん中あたりに明かり取りの窓を作りたかったんだけど、スウェーデンハウスの構造上不可能だった。

2階の子供部屋部分。

ここは予定通り明るい部屋になりそうだけど、予定外のクレームが入る。

お義父さんが、子供の気が散って勉強できないからこの窓は磨りガラスにしろと言い出した。

現在検討中。


12/5(火)。野地板(屋根の板)を張り終わりました。すなわち、棟上げです。

おめでとうございます。

でも、天井張らずにこのままでも良いような感じである。

屋根にはまだ瓦を葺いてないのでブルーシートで覆っている。

真ん中のちょこんと出っ張っているのは暖炉の煙突ですね。

 

5.ルーフィング施工 (2006/12/7)

12/6(水)はルーフィング施工。

ルーフィングとは、瓦の下に引く防水シート。

12/7(木)に瓦を葺く予定らしかったんだけど、雨のため中止。金曜日も雨らしいし土曜日は作業しないようなことを言ってたので、瓦葺きは月曜日以降かな。

6.屋根瓦の施工 (2006/12/18)

天気が悪くってのびのびになっていた屋根瓦の施工だが、良い時を見計らってぼちぼち進み、12/16(土)にはほぼ完成。コストダウンのために安い瓦だけど、こうやってみると結構いいじゃないの(笑)。 (写真では黒系に見えるけど、実物は濃ーいグリーンです。)

そして、いよいよ12/19(火)は上棟打ち合わせの日。

 

7.上棟打ち合わせ (2006/12/24)

いよいよやってきました、12/19(火)は上棟打ち合わせの日。

最初はご祝儀だけ出すつもりだったんだけど、「それではいかん」というバア様の一声でお菓子とお酒とお赤飯とまんじゅうを各人に持って帰ってもらう事になったため、土曜日にはお酒の買い出し、月曜日の夕方にはお赤飯とおまんじゅうを取りにいって袋詰めし、当日の朝からプジョーのサードシートを取り外して積み込みである(た〜いへん)。

そして上の子を幼稚園に送り出してから早めに現地に出かけたのだが(いつも遅れてしまうので)、この日に限って特に渋滞もなく、30分近く早く着いてしまう。(でも既に殆ど皆が揃っていた)

この日に来て頂いたのは、スウェーデンハウスから工事責任者(現場監督)のT氏と設計のF氏、そしてワコール(インテリア)のSさん。営業のK氏は急な用事でいけなくなってしまったと朝一に連絡があった。
その他工務店の代表、電気工事、水道工事、空調工事の方が1名ずつの計7名。ただ水道工事の方は他の現場で緊急事態が発生した(仮設水道が破裂したとか)という事で、挨拶だけして飛んで行ってしまわれた。

バス停を一つ手前で降りてしまったワコールのSさんの到着を待って(設計のF氏が迎えにいった)上棟打ち合わせの開始。まずは2階からコンセントやスイッチの位置を一つ一つ確認していったんだけど、スイッチの位置でいきなり引っかかる。

今住んでいるマンションのスイッチの位置が高いので、標準より下げてもらおうと 1100mm の高さにしたんだけど、実際に正面から見ると思っていたのよりも低い。正面からだとちょっと押しにくいなぁと思うぐらいに低い。
確認してみた所、スイッチの中心高さで 1100mm で間違いないけど、こちらが思っていたのはスイッチの下端高さで 1100mm 。だから中心高さだと 1150mm ぐらい。

標準の 1200mm に上げてもらうかどうか散々悩んで一度は変更する事にしたが、ちょっと場所を移動して再度スイッチを試してみた所、 1100mm の方がしっくりくる事に気づく。要は電灯のスイッチって真っ正面から押す事は少なく、大体が横から手を伸ばして押す事が多いので低い方が押しやすい。

という訳で、再度計画通りの 1100mm で統一する事に変更。

ちなみに帰ってから自宅のマンションのスイッチの高さを再確認したら、下端で 1200mm 、中心高さで 1250mm という通常より高い位置にあった(荷物を持っているときなんて、よく肩でスイッチを入れたりしている)。

引き続きコンセントの位置や高さ、エアコンコンセントの位置等を全部屋確認して一階へ。一階では洗濯機の配水管の位置変更、お風呂のコントロールスイッチの位置決定、キッチンのコンセントの位置変更(計画通りだとコンロの前に来てしまうので、袖壁の横を掘って埋め込む事になる)等、小変更を行う。

で、階段した収納の電灯の確認で床下点検口が意外と大きい事に気づく。

階段下の収納庫には入居後に棚を作る予定だったんだけど、点検口が大きくって棚の足が引っかかりそうなのと、下の方に棚板が作れないような状態。そこでもう少し点検口を移動できないか聞いてみたけど、既にその位置に合わせて根太を切ったりしているので難しいの事。この件は監督さん預かりで対策できるか検討してもらう事になった。

次に問題になったのは、リビングに作り付ける壁面収納のキュビオスとコンセントとの関係。こちらとしては分かっている話だと思っていたら、電気工事屋さんが突然「そんな事聞いてない」と言い出す始末。結局は図書を電気屋さんがきちんと確認していなかったという話で収まったんだけど、なんだかねぇ。

で、なんやかんやあったけど無事打ち合わせも終わり、お土産を皆さんに渡して解散と相成りました。10時に開始して14時前に終わったので、4時間近く掛かってしまった。

ちなみに、家の中はものすごーく寒かった。結構厚着をしていったつもりだったんだけど、もう芯から冷えきってしまった。前日相当冷え込んだのでその冷えをしっかり家の中に閉じ込めてしまったみたいで、その日も寒い日だったにもかかわらず、家の外に出たら暖かいのなんのって(笑)。

 

玄関から家の中を見た所。

設計時から「玄関からリビングが丸見えにならないか?」と懸念していたのだが、やはりちょっと気になりますね。

天井も大分出来てきた一階キッチン&ダイニング&リビング。

外壁の覆いを取るとどうなるかだけど、ここから吊り戸棚や換気扇フードが付いてリビングからの明かりがブロックされて、冷蔵庫で左の小窓からの明かりがブロックされるので、 やはりキッチンがちょっと暗いかなぁ。

これはお風呂場。現在は物置になっている。

もうちょっと窓を大きくして明るくした方が良かったかなぁとも思う。

階段部分を下から見上げた所。

作業用の階段はこちら向きに掛かっているけども、実際の階段はこの反対向きに付く。

2階から見た階段。手すりは仮のもの。

上がり口は上部曲がりで向こう側にあがってくる様になる。

2階の子供部屋。天井部分が大分出来てきている。

この部屋の左奥に煙突のパイプがむき出しで貫く予定。

で、これが屋根に突き出している煙突(煙突カバー?)を下から覗いた所。この中を本当の煙突(二重煙突)が通る事になる。

こんなのって完成してからじゃ見る事が出来ないから、思わず写真に撮ってしまった。

壁や床の造りに比べてものすごく柔そうな屋根の造り。

ギャングネイルという平面状の釘(?)でつながれたギャングネイルトラスという構造なんだそうだが、トラス構造が丈夫なのは分かるけど、木も柔らかそうで素人目には不安にさせる造りではある(きれいだけど)。でも屋根を軽く作る(=地震に強い)という点では正解なのかな?

屋根の端の方はこんな風にプラスチックの板が噛ませてある。また壁と屋根との隙間には紙みたいなので蓋されており、これが何でどうなるのか、これまた不安を誘う。
8.今年はこれでおしまい (2006/12/31)

工事は着々と進んで屋内は電気やエアコンの配線、配管もされ、石工ボードを6割方張り終えた状態。外側はおなじみの「Sweden House」と書かれた防湿シートを張って外壁材を取り付けるための胴縁を付けている所。

防湿シートを張ったためか、今まで外壁をカバーしていたブルーシートと白い半透明のシートは取り払われていた。

ユニットバスは最初に組み付けて、その後で内壁の工事をするらしい。そのためお風呂だけは既にこのような完成状態。

TOTO が使えないと分かって大急ぎで INAX に変更して、色合いも「えいやあ」で決めた割には結構よさげである。

 

こちらは1階のリビング。天井にちょろりんと出ている3つの赤いパイプはサラウンドスピーカー用の空配管。

TVの位置はリビング中央にはならないのでもっと右にずらそうと思ってたんだけど、見栄えが悪いだのなんだの、設計さんを含めてあちらこちらから色々なクレーム意見を頂いて、結局はこの位置になる。

2階の子供部屋も明るく良い感じである。

手前が主審室になるのでこの開口部は壁で塞ぐのだが、将来子供が独立したらこの様に壁を抜いてしまって寝室兼サブリビングにしてしまうつもり。

天井から下がっている青いビニールシートは何なんだろうかと思ってたんだけど、どうやら壁等に挟み込まれているのと同じような防湿シートのようである。

だんだん出来上がってくるとうれしい物です。

とりあえずうちのどら猫307君と一緒に一枚撮影。

2006 年の作業は12 月 29 日で終了。来年は 1 月 5 日から開始です。

いよいよサイディングも張り始めるし、2月の頭ぐらいには足場もとれて姿を現すんだなぁ。なんかあっという間という気がするぞ。

 


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